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全国大会3日目:前半 (1/4)


おはよーございます!

今日は、全国大会3日目!

お相手は、セクハラさんとデレブランキー率いる山吹です!


「ふふふ、よろしく頼むよ」

「あぁ、いい試合にしよう」


爽やか!めっちゃ爽やかな挨拶!
なのにデレブランキーがめっちゃこっち睨んでる!あいつ空気読めよ!

そして本日のオーダー

S3 ジャッカル
D2 丸井・柳
S2 赤也
D1 仁王・柳生
S1 真田

お、おぉ…本当に幸村くんはFまで出ないのか。

て言うか、あたし山吹の実力を余り知らないんだけど。いや、仁が強いのは知ってるんだけどさ…詳しくは知らないっていう。

合宿中は、みんな本気で試合はしてないだろうしさ。

まぁ、それでもあたしは立海が…みんなが勝つって信じてるから。



「ジャッカルくん!頑張ってね!」

「おう!サンキュ!」

「相手は、千石か。随分と強気なオーダーじゃな」

「うむ、一気に攻めるつもりの様だ。いい判断だが…」

「うむ。我々は、負けない!」

「ふふふ、ジャッカル信じてるよ」

「お、おう。任せてくれ!」



ほぅ〜千石くんかぁ。
あれ?でも千石くんって山吹の中でもトップクラスなんじゃなかった?

つまり…これで千石くんに勝ったら一気に流れがこっちに来るのは決定的に明らか!

でもそれはこっちも同じで、だから第1試合って凄い大事なんだよね。今後の士気にも関わってくるし。


―――
――――
―――――


わかっていた事だけど、やっぱり千石くんは強い。ジャッカルがあんなに汗掻いてるの初めて見たかも。

ジャッカルくんと千石くんは、一進一退の攻防を繰り広げている。

タイブレークにもつれ込むがお互いに攻めきれず、なかなか勝負が着かない。

しかし、ジャッカルくんは立海1のスタミナの持ち主だ。長引けば長引く程、千石くんは追い詰められていく。

そして…



「ゲームセット!ウォンバイ立海大付属、桑原7-6」

「…ったく、粘り過ぎだぜ」

「ありゃりゃ…こりゃ参ったね。攻めきれなかったのはアンラッキーだったなぁ」



イェス!イェス!イェス!!
ジャッカルは長いタイブレークの末、勝利した。

ふぅ…と安堵の表情で戻って来るジャッカルくんにブン太が時間掛かり過ぎだろぃ!とか言ってたけど凄い嬉しそう。

いや、あたしも嬉しいんだけどさ!



「ジャッカルくんお疲れ様!!」

「おう、応援サンキューな」

「うむ、あの千石くんに勝ったのは大きい。このまま行くぞ」

「ふふ、蓮二頑張ってね!」

「ふっ、任せておけ。丸井行くぞ」

「へいへーい!あ、璃亜…んっ!」

「ん、ほいっ!頑張ってこーい!」

「おう、任せろぃ!」



おぉ、柳くんが早苗さんに応援されて俄然やる気や!そしてあたしは、ブン太と拳を合わせて背中を押してやった。


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