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大好物は手羽先 (1/4)


よっしゃ!午前の練習おわた!
とりあえず、自主練は参加出来ないって昨日言っといたから大丈夫だ。



「えぇ…璃亜先輩、お昼も食べないで行っちゃうんスかー?」

「あっちで那由達と食べるから大丈夫!とりあえず、幸村くんはハウス来る時に連絡して!」

「ふふ、わかったよ。璃亜も張り切り過ぎない様にね」

「オッケー!じゃあお疲れ様!早苗、後はよろしく!」

「はいはい、気を付けなさいよ」



赤也がコンビニ袋を抱えながらあからさまにシュンとしてるが、悪いが今日は忙しいんじゃー!

とりあえず、無駄に絡んでくる仁王とブン太に軽く蹴りを入れ撃退してから、急いで着替えて学校を出た。

シャワー浴びたかったけど、とりあえず打ち合わせとお昼済ませてからだな。



「那由ー!ごめん、待った?」

「いや、むしろ早過ぎだろ!んな、急がなくても大丈夫だって言っただろ」

「いやぁ、早めに準備終わらせて最終チェックしたくて」

「リハ、要らねぇって言ったのお前じゃん!」

「リハとは違うのだよ!!とりあえず、早いとこ康ちゃんと西巻先輩に合流しようぜー」



そして那由とあたしは、康ちゃんと西巻先輩とファミレスで合流した。

とりあえず、ご飯を食べながら打ち合わせをしてちゃっちゃと動く。時間勿体無いし。

ハウスには、16時入りするとして…今から帰ってシャワー浴びて、準備して…

うん、間に合うかな。



「幸村達には、俺から連絡しとくよ。璃亜が言うとまともに伝わらなそうだし」

「康ちゃん辛辣ぅぅ!!」

「あ、そうだ。ほら、チケ確保しといたぜ。テニス部の奴等以外に誰か呼んだのか?」

「あざーす!まぁ、呼んだ訳じゃないんスけどね!」



とりあえず、チケ確保したけど。本当にひーちゃん来るのか?全然、連絡来ないけど。

まぁ、いいや。とりあえず、チケ確保したよーってメールしとこ。まだ用事中なのかも知れないし。

てか、服装どうするかな。
さすがにいつもラフな感じじゃ問題ありありだしな。



「ねぇ、今更だけど服装どうしよう。まともなのないんだけど!」

「去年、NANAにハマった〜って衝動買いしたワンピでいいんじゃない?」

「あぁ、アレね。いいんじゃん?どうせ暑いし。それか、ゴスゴスで!」

「えぇ!?アレでいいの?てか、ゴス衣装とかもう持ってないし。むしろ、ゴスとか暑くて死っ…あ、電話来たからちょい待ち!」



そんな話をしているとあたしの携帯が震えて、確認するとひーちゃんからの着信だった。


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