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まだまだ勉強中 (1/4)


そして無事に試合は終わった訳なんだけど…何故か、あたしが下級生組にご褒美をあげるって話をしたらそんなのあげなくていいからと2年生一同に言われた。

なんだ、お前等…羨ましいのか!
だが、貴様等にはやらん!

とりあえず、ここだとさっきからダークスマイル全開の幸村くん辺りがうるさそうなので後でメールで聞こう。



「とりあえず、お昼ご飯食べようぜ!時間もいい感じだし」

「…また急に話をぶった切ったな。まぁ、確かに腹減ったけどよい」

「なら、ねぇちゃんはワイと一緒に食べてやー!」

「…ちょっと、俺が誘おうとしたんだけど。璃亜さんいいよね?」

「ん?あたしは赤也達の怪我手当てしてから行くから、先に行ってていいよ」



さすがにボロボロの赤也達を放って置く訳にはいかないし。あたしも軽くシャワーとか浴びたいからね。

その言葉に赤也が何故か飛び付いて来たが、無視してみんなに先に食堂に行っててくれと言うと、渋々といった様子で食堂に向かっていった。

とりあえず、ボロボロ組を手当てするにもシャワーを浴びて欲しいから、シャワー浴びたら部屋に来てと伝えてからあたしも部屋に戻った。

ちなみにご飯を誘ってくれた金ちゃんとリョーマくんは、白石くんと幸村くんに連行されてった。

いや、有り難いんだけど大丈夫なんだろうか…特にリョーマくん。


―――
――――
―――――


そしてシャワーを終えて部屋で待つ事、数分。

金ちゃんとリョーマくんを抜かした8人が部屋に来た訳だけど…よく考えたら怪我してるの赤也とわかちゃんだけなんだよなぁ。

まぁ、ひーちゃんと伊武ちゃんにもテーピングしてあげたかったからいいんだけど。



「赤也とわかちゃんはこっち、ひーちゃんと伊武ちゃんはこっちに座って。他の4人は適当に待ってて」

「怪我っつっても、別に大した事ないッスよ?」

「切原の言う通りですよ。擦り傷程度ですし」

「いいから座る!はい、赤也から!腕を出しなさい!」

「は、はいッス…」



擦り傷だらけの赤也の腕を手当てしながら、軽く関節とかの状態を確認していく。

赤くなったり、腫れたりはしてないみたいだけど…



「変に痛いところとかない?赤也とわかちゃんは、無我の状態で変化がよくわからなかったから…どっか痛めてたりしてない?」

「えっ…いや、特に。てか、心配し過ぎッスよ!無理はしないって言ったじゃないッスか」

「それにどっか痛めるくらい無理してたら試合に意地でも勝ってますよ」

「じゃあ足も大丈夫?」

「だから、大丈夫ッスよ!」
「問題ないですよ」



はぁっ…よかった。

さすがにぶっ倒れるまでやるとは、思わなかったから…てっきり無理してどっか痛めてたりしたかと思ったけど…。

どこも痛めてないならよかった。

そして赤也とわかちゃんの手当てを軽く済ませた。


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