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驚きの成長 (1/4)


そして第2試合は…



「ちょ、マジで幸村くん鬼畜外道過ぎて笑った」

「まぁ、わかってた事ですけどね。完全にこっちのタイプ被せて来てますよ」

「なんや、謙也さんは俺と当たると思っとったんに」

「いやぁ…それにしても神尾くんに謙也、やっすーに仁王とか幸村くんと跡部くんさすがだわ」



なんと言うか…これは、厳しい試合になりそうだなぁ。

神尾くんは、謙也に速さで勝った事ないし。やっすーは、実は左利きが苦手だったりする。

と言うのも、左利きが少ないのもあるんだけど…伊武ちゃんも左利きが苦手だったし。

でもひーちゃんとリョーマくんが左利きだから、一緒に練習してる内にある程度はマシになったんだけど…仁王はなぁ…あいつクセが強いからなぁ。



「ちょ、仁王先輩イリュージョンしてるし!しかも手塚さんだし!」

「あぁ、まぁ…だよな。て言うか、幸村くんと跡部くんが決めたとか言ってたけど…絶対に柳くんのデータ有りだろ、これ」

「んな、データなんて関係無いやろ。あいつの対左利き練習付き合ってたん俺やし。もう苦手なんて言わせへんわ」

「て言うか〜データでわかるくらいなんだし、自分達の弱点なんて把握済みって話でしょ」

「え、ちょ…あれ?やっすーが笑ってる…だと!?」



まだ強技こそ出してないが、やっすーが苦手な左利きなのに何故かやっすーが笑ってる。

てか、神尾くんとこんなもんなの?と言わんばかりに攻めてる。

あ、あれ?て言うか、さっきの羽生とちょたくんの時も思ったけど…



「もしかして、みんなダブルスの練習もしてた?」

「当たり前じゃないですか。行き当たりばったりのペアで勝てる訳ないですし」

「だからダブルスにしたって言うのもあるんスけどね!」

「まぁ、練習言うても軽く試合とかしとった感じやけどな。せやけど、勝てると思ったからダブルスにしたんやけど」

「まぁ、なんだかんだでわかちゃんとかひーちゃんとか1年生は頭脳派多いしな。赤也だけならなにも考えずに勝負挑みそうだけど」

「ちょ!酷いッス!」



いや、事実だから仕方ない。
でもそれすら予想してるのが柳くん達だしなぁ。やっぱり2年ってこえーわ。

あたしも2年だけど。

今は、神尾くんとやっすーがリードしてるけど…まだあっちは本気出してないからなぁ。

…さて、どうなるか。


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