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キャパオーバー! (1/4)


あぁ、疲れた。
なんか知らんが疲れた。

とりあえず、第3試合まで後10分くらいになってやっとみんなコートに戻ったよ。



「璃亜?隣いい?」

「あ、うん。いいけど…幸村くんは、審判ないんだっけ?」

「俺は、第2試合に出たからね。審判は、出なかった人にしたんだよ」

「あれ、でもジャッカルくん試合出てなかったっけ?」

「ジャッカルが赤也と変わってあげたんだよ。赤也は、1年だからって」



あぁ、ジャッカルくん!
マジでジャッカルくんはジャッカルくんだな!もう…本当にジャッカルくん優しい!

そしてその赤也は、何故か柳くんに捕まってて、早苗も一緒にいる。

まぁ、静かに試合が見れるっぽいし。別にどうでもいいけど…アレかな、データ録りつつ勉強させてるのか。

あ、なんかそんな気がしてきた。



「璃亜は、本当に嬉しそうに試合見てるよね。楽しい?」

「うん!でもやっぱりあたしもやりたいなーって。見てるだけでも全然楽しいんだけどさ」

「ふふっ、うん、そんな顔してたよ。俺も璃亜と試合したいから、今の内に色んなテニスを見て勉強しときな」

「それはもちろん!でも自然と立海の方を見ちゃうんだよねぇ〜やっぱりクセって言うか」

「璃亜が見たい試合を見ればいいと思うよ。もちろん、俺の試合を見てくれるなら嬉しいけど」

「幸村くんの試合は、バッチリ見てたけどね!さっきの試合は、跡部くんと白石くんが喧しくてそっち見てたけどさ」



いやぁ、あの2人は本当に黙ってればカッコイイのにね。普通にテニスしてるだけなら、感動するレベルだし。

でもあの2人…エクスタシーやら俺様の美技だのうるさいんだもん。そしてその掛け声?はどうかと思うよ。

でも仁王の試合もチラッとは見たけどね。仁王が珍しく攻撃的なテニスしてて、容赦なく木手くんをボコってた気がする。



「ねぇ、今日の仁王、機嫌悪かったの?」

「ん?どうだろう。悪くはなかったんじゃない?でもイリュージョンは控えてたみたいだよ」

「ふーん?まぁ、イリュージョンなくてもあいつ上手いしな。しかも左利きの相手得意だし」

「ふふっ、璃亜は、本当に細かいところに気付くよね」



まぁ、人間観察好きだからね。柳くんみたいにデータ化する事は、出来ないけど。

とりあえず、立海でもよく練習試合はするけどやっぱり雰囲気とか全然違うし、見たくなっちゃうよね!

ちなみに今は、氷帝と緑山を見てます。やっすー達が調子良さそうでなによりだ。


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