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パパの鉄拳をプレゼント! (1/4)


まぁ、なんやかんやあって四天宝寺のみんなとは仲直り(?)しましたよ!

やっぱり、四天宝寺はみんなでワイワイしてるのが似合ってるね、うん!

てか、金ちゃんの笑顔が見れてあたしは満足です!

そしてひーちゃんからの説教なう。



「まさか忘れたとは言わせへんで?」

「わ、忘れてはないけどね!?普通、こんなほのぼのハッピーな状況でする!?」

「そんなん関係あらへん。まともに話せへんかったから今まで我慢しとったんや」

「追いかけっこの時とか…今日の午前中とか普通だったのに…ひーちゃんひどぅい」

「え?なんか言うた?」

「なんでもないでーす」

「俺と謙也さんが無茶せんでくれってメールで散々言うたのに何しとるんスか」



い、いや…まぁね?
確かにメールで散々言われたし、後で覚悟してろって言われたけどね?

もう嫌って程、立海で怒られたから勘弁して。むしろ、あたしが泣く始末だよ!バカか!いや、バカでした。

とか思ってたら頭を引っ叩かれた。



「ホンマ…そないな怪我されるんやったら、俺等でどうにかすればよかったッスわ」

「ご、ごめんて…」

「…せやけど、感謝しとる。まぁ、未だに先輩達がウジウジうっざいけど前よりは全然ええ」

「こら、先輩になんて事を!」

「黙っとって下さい。しかも、なんも怒らんでヘラヘラしとって…ホンマに腹立ちますわ」



やだ、ひーちゃんがワリとマジで怖い。いつもの毒舌なら慣れたからいいけど、声が低い!

あれ?なんかデジャヴ?
てか、今日のあたし謝られたり怒られたり忙しいな。

そしてキッとあたしを睨み付ける様に見下すひーちゃんに負けじと目を反らさずにいると謙也がひーちゃんの頭を引っ叩いた。

なんか今日、頭シバかれてる人多過ぎじゃね?



「…なにすんねん、謙也さん」

「璃亜、悪いなぁ。ちゃうねん…ホンマは、もっと言いたい事あったんやけど…ほら、こいつ素直やないし」

「ん、大丈夫、わかってるから。ごめんね、ひーちゃん。あたし、バカだしアホだから気付かない内にいっぱい心配掛けたんだと思う。でも、さっきのひーちゃん達を見て怪我してでも頑張ってよかったって思ったよ」

「…………」

「だから、もう気にしなくていいよ。ひーちゃん、あたしに押し付けたと思ってるんでしょ?」



ひーちゃんは、四天宝寺のみんなの目を覚まさせたいって言ってた。

それでそれを聞いたあたしが代わりにやるってなったんだと思ってる。だから、怪我したのを自分のせいだとか思ってるに違いない。



「…ホンマ、可愛くないッスわ」

「ハハッ、よく言われっ…んぐ」

「あぁ、もうっ…ホンマ腹立つッスわ!次、無茶したらホンマ許さへんから」

「あっはい…」

「ちょ、ざ、ざざ財前んんんっ!?お、おまっ!なに抱き締めとんねん!」



とりあえず、ちょっとビックリした。いや、ひーちゃんに抱き締められるとか予想外過ぎて、思わず敬語になったからね。

まぁ、それ以上に謙也がビックリしてると言うか、うるせぇけどな!

そしてすぐにひーちゃんは、あたしを離してくれて軽く肩を撫でられた。

本当に心配性だなぁ。

ちなみにその後、金ちゃんにワイもー!と抱き付かれて(タックル)軽く死に掛けた。


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