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頭がトリップ! (1/4)


えーと…状況的にあたしは
・貴重な休みにゆっくり休む為に寝ていた
・そして悲鳴が聞こえて飛び起きた
・何故か目の前に仁王がいた
・とりあえずそれは置いといて
・廊下出たら月城さんを階段から突き落とした落としてないとか騒いでた
・だけど目撃者はいなくて
・このまま合宿を中止するかと思いきや月城さんが続けたいと言い出して
・合宿は中止にならないって事で話がまとまって
・天龍寺さんを連れて部屋まで帰って来た
・立海メンバーに怒られてる←New



「璃亜は、何を考えてるの?」

「そいつは、璃亜を崖から突き落とした奴だろい?」

「あれじゃあ、まるであんたが天龍寺さんを庇ってる様にしか見えなかったわよ」

「璃亜先輩、なに考えてるんスか?バカなんスか?」

「いやいやいや!なんでそんなに怒ってんの!?てか、落ち着け!」



暗黒オーラを出している幸村くんと早苗がクソ怖い。確かに、ちょっと大胆だったかな?とは思うけどさ。

そこまで怒られるとは思いもしなかったよ!てか、あたしの中では合宿が中止になると思ってたんですよ!

いや、まぁ…とりあえず、この場の雰囲気に馴染めずうつ向きっぱなしの天龍寺さんに近付く。てか、よく逃げなかったな…いや、逃げるのも怖いか。

まだ廊下に青学の人達いるだろうし。



「ねぇ、天龍寺さん。本当に月城さんの事を突き落としてないんだよね?」

「……(コクり)」

「んなの信じられっかよ!だってお前、璃亜の事…」

「ブン太!シャラップ!」

「なんでだよい!?」

「よく考えてみ?実はあたしが嘘付いてるって可能性もあるんだよ?」

「はぁ!?そんなのっ…」

「有り得ないって?でもここにいる誰も見てないでしょ?あたしが天龍寺さんがウザくて嘘付いてる可能性だってあるんだよ。ねぇ、天龍寺さん?」

「なっ…」



立海のメンバーは、あたしを信じてくれたけど…他の学校の連中からしたら天龍寺さんがそんな事をするはずないっ!ってなるに決まってる。

ましてや、崖から突き落とされたのにこんだけ平然としてたら嘘だと思うだろ、普通。

まぁ、あたしなりにショックは受けたけど…立海のファンクラブのキチガイ様達のお蔭で慣れてたからこの程度ですよ!



「わ、私は…っ…楠木を崖から突き落としたのは…認める。ごめん…、なさいっ…。だけど、」

「月城さんはやってない。ファイナルアンサー?」

「…(コクり)」

「おん、そっか」

「…う、うぅ…っ、ごめん…」



まぁ、自分がやったって認めてくれた上にちゃんと自分で言ってくれたし、よしとするか。

いや、許す気はねぇけどな!

あたしのルームウェアをダメにした罪は重い!


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