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練習に付き合いました (1/4)


おはよーございます。
どうも、璃亜です。

昨日は、なんだかんだで遅くまでトランプ大会を楽しみました。そして約束してた練習なう!ちなみに伊武ちゃんが迎えに来てくれました。



「えっとー、伊武ちゃんのキックサーブだっけ?行くよー!」

「うわぁ…ホンマに模倣しとる。しかもキレッキレッやん!」

「あの人、完全にテクニックタイプだからね。パワーがない分、テクニックでカバーしてるし」

「でも本人よりキレッキレッなのは、伊武からしたら複雑なんちゃうん?」

「そうでもないですよ。伊武のやつ嬉しそうですし。それに璃亜さんは、変に癖がないから自分の模倣して貰って改善すべき場所を教えて貰ったり出来るんですよ」



今は、伊武ちゃんの模倣中で色々と伊武ちゃんの癖等を指摘しながらダブルスっぽい事をしている。

もちろん、っぽいってだけだからまともな試合じゃないよ。あたしの体力持たないし。

てか、どっかで見た事ある技だなーと思ったら関東大会で伊武ちゃんの試合見てたわ。あの時、女の子みたいだなーとか思ってたのは秘密だけど。



「なんて言うのかなぁ〜ラケットをこう持って…回転を掛ける時にもう少し手首を…」

「…あぁ、なるほど…わかった。他は…?直した方がいいところとか…」

「…うーん。伊武ちゃんって左利きの人が苦手なの?なんかさっきから財前くんが打ち返すと変に力んでる気がするんだけど。それにがっくんの時もちょっと違和感あったし」

「…別に…苦手って訳じゃないけど」

「…そこが気になるかな?後、あたしが言えた事じゃないけど、やっぱりパワー不足?」

「…それは自分が一番わかってる。…あーあ、全く嫌になるよなぁ…バカみたいにパワーだけの奴もいるし…」



まぁ、完全にテクニックタイプの伊武ちゃんの模倣は結構楽だった。それとちょっとした左利き対策を教えてあげた。

もちろん、仁王やがっくんの動きから勝手に導き出したものだけど。まぁ、仁王は右でも打てるからなんとも言えないけど。

てか、財前くんもテクニックタイプだなぁ。しかも先読みとか嫌らしいテニスしやがる!いや、まぁ癖さえわかればこっちも先読み出来るけど。



「ちょっと、嫌なとこばっか攻めんといて下さいよ。ホンマ、性格悪いわ〜」

「それ財前くんには、言われたくねぇ!」

「そーれっ!」

「ちょ、やっすー容赦ねぇ!あたしの苦手なコース知ってるからって!」



とまぁ、こんな感じで本当に練習なのかわからない感じで練習をした。


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