いつも通りでよろしく! (1/4)
つまらん…つまらんぞー!
医者&立海メンバーから絶対安静と部屋から出る事を禁じられたあたしは、大変暇であります。
みんな練習だし、部屋から出ると跡部くんの使いの人が見張りをしてるしで…やることがない!
あれ?なにこれ、新手の拷問?むしろ、帰って休んでた方がよかったよ!ゲームとか色々出来るし!
「璃亜センパーイ!お昼の迎えに来たッスよー!」
「帰れ!いや、むしろ家に帰せ!」
「なんじゃ、随分と荒れとるな。なんかあったんか?」
「普通に暇なんだよ!助けろ!暇で死にそうだ!むしろ、1回死んだかもしれない!」
「…昨日倒れたとは思えないくらい元気だろい。ま、絶対安静は変わらねぇけど」
「ブタ死ね!チャーシューになっちまえ!」
「ふふっ…とりあえず、元気そうでよかったよ」
午前の練習を終えた立海メンバーが迎えに来てくれたんだけど、なんか素直に喜べない!
だって昼飯食べたらまたこの部屋に居なきゃならないんだろ?もう軽い監禁じゃねぇか!
確かに、まだダルいし…体調は万全ではないけどさー。
見学くらいしたいじゃん!
やることがないってかなり辛いよ?あたし、死んじゃうよ?
「もう…いっその事…跡部くんの使いの人をわかちゃん直伝の古武術でKOして…」
「俺が教えた技もあるだろう」
「もちろん!真田パパの技も駆使するさ!任せてくれ!」
「真田、ボケてる場合かよい」
「…でも璃亜なら本気でやりかねんぜよ」
「ふふっ…確かに璃亜は、俺等の言うことを聞かないからね」
「…なんかすいませんしたっ!」
ヒィィーンッ…!
幸村くんの笑顔が怖い。
お前、いい加減にしろよ?と言われてる気分でござるよ。
そして更に早苗もいるわけで…
はい、マジすいませんした。
大人しくしてます。
だから、その笑顔やめろ…下さい。
「仕方ないなぁ…見学くらいなら許可してあげるよ。その代わり…無理したらわかってるよね?」
「はい、死ぬんですね」
「おい、マジで洒落にならんぞ…」
「幸村の目がマジだぜ…」
「あの幸村くんはヤバいぜい…」
「璃亜先輩、勇者過ぎッス…」
「ふふっ…仁王、ジャッカル、丸井、赤也は午後のメニュー2倍ね」
「「「「えっ!?」」」」
そしてとばっちりを受ける4人。いや、あれは自業自得かもしれないけど…やっぱり幸村くん怖すぎワロエナイっす。
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