×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -

暑くなって来ました (1/4)


どうも、さすがに夏本番には程遠いけど最近暑くなってきてかなりテンションが下がっている璃亜です。

冷暖房完備とはいえ、暑いものは暑いわけで…しかも温度設定とか弄れないから普通に暑いです。



「暑いぜよ…」

「おい、口に出すなよ…余計に暑く感じるだろ」

「次、サボるナリ…」

「ちなみにどこでサボるんだよい?」

「それは秘密じゃ」

「あたし保健室行こうかな」

「サボる気満々だな…お前等」



珍しくジャッカルくんが教室に来てくれてるんだけど、暑さでぐだーっとしながら適当に駄弁っていた…

ちなみにジャッカルくんは、暑さには強いらしくあんまり苦にしていない様子だ。

いや、暑いには暑いらしけどね。



「保健室とか仮病ってすぐバレんじゃん」

「女の子の特権使うし」

「まぁ、璃亜は生理痛重いからの〜信じて貰えるじゃろ」

「サラッと言うな、死ね」

「そう言えば、いつも死ぬぅ〜って騒いでるもんな」

「いや、マジで死にそうなくらい痛いし」



いや、そんな話はいいんだよ。
つーか、なんつー話をしてんだ。あたしは、女の子の特権としか言ってねぇぞ。

マジで仁王なんなの…キモい。

とりあえず、次はサボる気満々な訳なんだけど…丸井が俺も保健室行くと言い出しそうなんだよなぁ。


いや、来られても困るし。
マジで面倒臭いから来ないで欲しいんだけどね。



「そう言えば、赤也が次英語だからサボるとかなんとかってメールが来てた気がするが…」

「璃亜先輩っー!」

「うわ、マジで来たよ…」

「あいつワカメのくせに元気だなぁ…干からびねぇの?」

「ワカメ以上に丸いブタは暑さに弱いようです」

「ぶっ飛ばすぞ、おい」



暑さのせいでなんだかんだ、イライラしている面々である。ちなみに仁王は、マジで暑いのが苦手らしく死んだように机に突っ伏している。

こいつ、テニス部とは思えないくらい色白いしなぁ。

まぁ、それを言ったらジャッカルくん以外のみんなも普通に色白いけどな。



「サボりに来たッス!」

「ホント、元気だな…」

「え、なんスか?先輩達、体調でも悪いんスか?」

「仁王と楠木は、暑くてダウン。ブン太は、暑くてイライラしているな」

「あぁ、なるほど…今日やたらと暑いッスもんね」



とか言いつつも普通に元気な切原くんである。

いや、まぁ…切原くんが元気なかったらなかったですげぇ違和感あるけど。


prev|next

[戻る]