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日頃の感謝をパパへ (1/4)


今日もみんなの朝練を眺めながら、早くテニスをしたいなーなんて思っていた。

ちなみに最近は、体調がいいので本当にたまにだけどみんなが休憩中にラケット借りて打ったりしてる。


そして無事に朝練が終わり、着替え終わった真田くんのところへ駆け寄る。



「お疲れ様ー。相変わらずの鬼の様な練習でしたね」

「むっ!鬼とは失礼な。気合いを入れているだけだ」

「アハハッ、知ってるよ。でねでね、真田パパに頼み事があるんだけどさ」

「か、勝手にパパにするんじゃない!それで頼みとはなんだ」

「今日あたしと一緒に1限目サボってちょ?」



相変わらず、仏頂面の真田くんだったがあたしの言葉に一瞬目を見開くとはぁ…とため息を吐いた。

いや、無理なお願いだとはわかってるんだよ。真面目な真田くんだしね?むしろ、よくサボってる切原くんを叱ってるくらいだし。

でもねー、あたし的にはサボってくれるととても助かるんですよねー。まぁ、無理なら無理で仕方ないんだけども。



「理由はなんだ」

「んー今は、言いたくない。ま、無理なら無理でいいんだけど」

「むっ…そう言われると気になるではないか。しかしサボるのは…うむ」

「いや、そんな悩まないでよ」

「し、仕方ない。今回限りだぞ」

「え、マジで?いいの?」



まさかの真田くんの返答に今度は、あたしが目を見開く。そしてコクりと頷くと場所は、メールしてくれ。とスタスタと先に行ってしまう。

うん、さすが理解が早い。

ここであたしと一緒に歩いてたら丸井や仁王なんかに何を言われるかわからないからね。

真田くんの判断は正しい。



「璃亜ー?真田くんなんだって?」

「まさかのオッケーだった」

「ふふふっ、さすが璃亜。あの真田くんをサボらせるなんてね」

「いや、まぁ…サボらせるのはそうだけどさ。その言い方やめい」

「私は、蓮二と部活の時に渡すつもりだから。璃亜が一番乗りなんじゃない?」

「いや、キチガイ様達がいるじゃないか」



あーそう言われれば。みたいな顔をする早苗だったがすぐに笑顔で気にしたら負けよ。と訳のわからない事を言った。

いや、別にあたしは真田くんに迷惑が掛からないようにと思ってだな…

あー…でも一緒にサボったのがバレたらどっちにしろ意味ないのか。いや、まぁ…別にバレてもいいけど。


そんな事を考えながら教室に向かいながら真田くんにメールをした。


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