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天使へプレゼント (1/4)


うぅ〜んっ…!

やっと部活が終わり、がっくんへメールをする。どうやら、大体の時間を予想してそろそろこっちに着くらしい。さすがは、がっくん!

その内に制服のままもアレだし、何よりシャワー浴びたかったから着替えたらまた連絡するって事で急いで帰宅しました。

なんか丸井と切原くんが騒いでいた様な気がしたが、無視して帰って来たよ。


ちなみに今日は、午前だけだったから終わるのは早かったりする。まぁ、だから今日にしたんだけどね。


そしてがっくんを待たせる訳にはいかないので早めにシャワーと着替えを済ませた。

準備が出来た事をがっくんに伝えると家まで迎えに行くから場所を教えてと言われて少し悩んだが、待ち合わせをしたらしたで迷いかねないので来てもらう事にした。


暫くして、インターフォンが鳴りドアを開けると私服のがっくんが立っていた。



「よ、よう!待ったか?」

「いや、全然?むしろ、迎えに来てくれてありがと。すぐ出掛ける?」

「お、おう!とりあえず、昼飯食おうぜ!まだ食べてないだろ?」

「うん、食べてなーい。なんならあたしが作ろうか?電車やら歩きやらで疲れたっしょ」

「璃亜は、それでいいのか?」

「いいよー。はい、どうぞー」



むしろ、迎えに来てもらったのになんか悪いしね。ご飯くらい食べさせてあげよう。

と言うか、外で食べるとお金掛かるしさ?しかもがっくんは、あのお坊っちゃま学校の氷帝だしね。持ち合わせがないって訳じゃないけど…跡部くんみたいに料亭がいいとか言われたら困るし。

なら、あたしが作った方が楽だし。それにがっくんも少しは、休めるじゃん?


少し遠慮がちに入ってくるがっくんに少し頭を傾げながら適当に座って〜とリビングに通してからキッチンに向かう。



「がっくん、なに食べたいー?」

「え、おう。なんでもいいぜ!」

「がっくんの好物はなんですかー?」

「あー、唐揚げとか納豆が好きだぜ?」

「唐揚げと納豆!なんかよくわからない組み合わせだな。でも残念ながら唐揚げも納豆もないのでオムライスになります」

「なら聞くなよ!」



いや、唐揚げは作る気になれば作れるけど時間掛かるし?しっかり下味付けたいしさ。納豆は、残念ながら今日の朝食べちゃったから無いですね!

まぁ、だから無難に時間も掛からないし簡単なオムライスにしましたよ。チャーハンとかでもよかったけど気分じゃなかったのですよ。

そして、ちゃちゃっとオムライスとスープを作った。

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