237*フィーリングは大事(1/4)
昨日はなんだかんだで楽しくメニュー決めをして、その後はじゅさ達の試合を軽く見てから寝ました。
そして先程、ジュニア大会のチームとチームのリーダーが発表された訳だけど、みんな結構あっさりと受け入れてて驚いている。いや、既にエントリーされてるみたいだから騒ぐだけ無駄なんだけどさ。
だからって、もう少しリアクションはしろよ!って感じである。
「ふふっ…ねぇ、璃亜がジュニア大会に出るとか聞いてないんだけど?」
「わたしも昨日言われたからね、仕方ないね」
「まぁ、選手って扱いだったしな…別におかしくはねぇけどよ。本当に大丈夫なのか?」
「そもそも、なんで俺等とチームじゃないんスか! 大会出るなら一緒のチームがよかったッス!!」
「いや、わたし的にみんなと戦いたいし? 全力で掛かって来いよ的なね!!」
「随分と好戦的じゃな。まぁ…それもそれで、確かに面白そうじゃがな」
わたしが大会に出る事には反対じゃないみたいだけど、わたしの入るチームに不満があるらしく赤也とブン太が分かりやすく嫌な顔をした。
まぁ、君達はじゅさ達と仲悪いしな! ていうか、いつでもバチバチしてるしね! そりゃあ、そんな顔もするよね!!
だが、わたしは君達と戦いたいので全然不満はない! むしろ、ワクワクしてるからね! そして、悪いけど全力で勝ちに行くからね!!
「つーか、綺麗に俺等バラけてんなぁ。まっ、たまには敵として戦うのもいいよな」
「ッスね! 先輩達のチーム、ボッコボコにするんで楽しみにしてて下さいよ!」
「ふっ、いつでも掛かってくるといい。赤也のデータは他の者よりも遥かに多いからな」
「お互いに高め合うにはいい機会という事だな! 全力で掛かって来るといい!」
「そうですね。皆さんと戦えると思うと、とても楽しみです」
「お前さん等、やる気満々やのぅ。まぁ、俺も簡単に負ける気はないがのぅ」
なんか知らんが、みんながやる気になったみたいでわたしはとても嬉しい。多少なりと、手加減とかされそうな気はするけど…多分、わたしがダブルスで出る限りは手加減する余裕はないと思うけどね!
なんたってわたしのチームは、特別枠のとんでもチームだからね!! わたしのペアは基本的に強い人だからね! ていうか、手加減とかしたらボッコボコにしてやりますけどね!!
そして今日からチーム別で練習をするって事で、各自リーダーの元へ向かい練習が開始された。
ちなみにわたしのチームは、室内コートでの練習って事で昨日の段階で決まっていたので、室内コートへと向かった。
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