×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -

234*補習は嫌だぁ! (1/4)


昨日は、仁王と散歩した後にまた少しだけ部屋で話をしたんだけど、相変わらず仁王は仁王だった。で、気が付いたら寝てたっていういつもの流れでした。なんでや、なんで寝落ちをしてしまうんだぁ!!

そして、昨日の心配が嘘の様に別に体調は普通です。やっぱり、気にし過ぎはよくないんやなぁって。

で、そんな普通に調子が良いのに今日は勉強の日でございます。体調は良くても、頭は良くならないんですよね!

つまり地獄へようこそ!!!



「嫌だぁ嫌だぁ! 勉強なんてしなくてもわたしは、生きていけるんじゃー!」

「確かに死にはしないが、社会的に生きていけなくなるんじゃないのか?」

「やめろ! 無慈悲な正論をぶちかますなァ!!」

「俺は、必要最低限の勉強が出来てればいいと思うッスー」

「赤也と璃亜は、その最低限のラインが低過ぎなんじゃねぇの?」

「そう言いつつ、ブンちゃんも数学がかなり怪しいじゃろ」



ブン太も柳くんに続いて、ド正論をぶちかますんじゃねぇ! ていうか、仁王の言う通りでお前も数学クソじゃん! むしろ、数学とか1番社会的に必要なモノだからね? 計算ちゃんと出来る? 書類とか書ける? 大丈夫?

ちなみにわたしは歴史とか古文とかの暗記系が苦手なのでまだマシだと思う。尚、英語についてはノーコメントで。

とりあえず、予想通りというか案の定というか…わたしは既にテンションが落ちている。そして今回は、何故か地獄の2回目はない模様。



「ほぅ、今回は小テスト有りの授業か。で、後日補習有りと」

「なにその地獄。小テストとか聞いてない! ていうか、2回目がない理由それじゃん!」

「それは、まぁ言ってないからね。璃亜と赤也は、頑張って補習を回避する様にね。もちろん、丸井もだよ」

「そ、そんな無茶ッスよ〜…」
「が、頑張るけどよ…」

「今日は、小テストの関係で綺麗に半々に別れている感じですかね」



正直、小テストな時点で誰が一緒だとかあんまり関係無いんだよなぁ。答えを教えて貰える訳じゃないし。

とりあえず、さっさと移動して少しでも点をとる為に足掻いてみよう。となると、誰の隣を陣取るかって話になって来る訳だが…。

あ、なんか知らんけど凛と目が合った。そして少し照れた様に小さく手を振る凛に癒された、なんだアレ、可愛いかよ。

よし、正直ちょっと不安というか…絶対に凛は英語が得意じゃなさそうだが、凛の隣に座ろーっと! なんか、ホラ…逆にやる気になるかもしれないし!!

そして、基本的に助けてくれない連中と一緒だったのでスタコラサッサと凛達の元へと向かった。

※仁王・ブン太・精市と一緒だった。
prev|next

[戻る]