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増えていく繋がり (1/5)


んーっ…!先週はホントに色々と有りすぎの壮絶な1週間を過ごした。

結局、日曜日は氷帝と急遽練習試合をする事になるし。まぁ、あたしはマネージャーだったからやる事あんまり変わらなかったけどね。さすがに手伝いはいなかったけど。

そして昨日であたしのお試し期間は、終了しました。



「璃亜ー、お菓子くれ」

「君にあげるお菓子はないですね!」

「なんでだよぃ!?」

「ジャッカルくんがくれた大切なお菓子を誰がお前にやるか!」

「ジャッカルのならいいじゃねぇか!てか、なんで璃亜が貰ってんだよぃ!」



このお菓子は、ジャッカルくんがお試し期間だけど1週間マネージャーしてくれてありがとうってくれたお菓子なのだ!

ジャッカルくんマジイケメンじゃね?ヤバくね?お疲れとか言ってジャッカルスマイル向けられて死ぬかと思ったからね!

しかもお菓子のチョイスが可愛いんだよ!なんだよ、フ●ンって!ポッキーでいいじゃん!なんであえてのフラ●なのよ。



「ジャッカルくんは、君とは違うのだよ君とは」

「なんだよ、意味がわかんねぇよぃ!てか、お菓子ー!」

「お前さん等は、相変わらず騒がしいのぅ。ほれ。ブンちゃん、ジャッカルからじゃ」

「お、ポッキー!さすがジャッカル!璃亜と違って最高だぜぃ!」

「フンッ!あたしは、ジャッカルくんからポッキーより上質な●ラン貰ったし!」

「なんだとぃー!?」



何故かポッキーよりフ●ンを良いものだと勝手に思い込んでいる璃亜に、悔しそうと言うか羨ましそうな丸井。

相変わらず、騒がしい2人だが前に比べて璃亜の表情が柔らかくなったのは休日にあった部活のお陰であろう。

そんな2人を呆れた様子で見ている仁王も、本人は自覚していない様子だが前より表情が柔らかくなっている気がする。



「てか、前にお菓子あんまり食べないって言ってただろぃ!」

「言ってないし!食べるより作る方が好きって言っただけだし!」

「なら俺にまたなんか作ってくれよぃ!ケーキとかケーキとかケーキとか!」

「いや、なんでそうなるし。意味がわからないんですが」

「お、お前、急に冷静になんなし。やめろぃ、そういうの」

「はいはい、その内ねー」



まぁ、作る気はあんまりないんだけどね。あ、ジャッカルくんに作ろうかな。フラ●のお返しに。

その失敗作を丸井にあげればいいんじゃなかろうか。

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