帰って来ました (1/4)
あの後は、仁王に案内されて幸村くんに謝りに行った。でもこっちもキツイ言い方をして悪かったねとすまなそうに謝られてしまった。
そして今日は、立海に帰るんだけど…罰ゲームで来るがっくん達はわかるんだけど、何故か跡部くんまで来る事になった。
いや、がっくん達を送迎するから来てもおかしくないんだけど…何しに来るんだろ。
「璃亜!大丈夫だった?」
「あ、早苗。大丈夫大丈夫」
「全く無茶ばっかりしおって大変じゃったよ。しまいには、泣きだ」
「仁王ーっ!黙れェエ!!」
「と、とりあえず、元気みたいでよかった。仁王くんも無理言って悪かったわね」
こ、こいつ!!マジでこいつの前で泣いたのを悔やむ。いや、あれは不可抗力だ!てか、マジでこいつなんなの!?
クククッ…と笑いながらあたしの頭をポンポンと撫でる仁王に蹴りを入れる。
そんなあたしと仁王を何故か嬉しそうに見ている早苗と柳くん。てか、柳くんいたの!?
「先に来てるのは、俺と真田、早苗だけだ。他の部員は時間通りに来るだろう」
「3人共悪かったね」
「うむ。こっちは特に問題なかったぞ」
「あーん?俺様を無視とは言い度胸してんじゃねぇの」
「お前達、氷帝が来るという話は聞いている。しっかり働いてもらうぞ」
あれ?まさかの跡部くんもマネージャーの手伝いで来たの?え、あの俺様何様跡部様の跡部くんが?普通に無理じゃね?
て言うか、本当にマネージャーとして受け入れるのね。一緒に練習するとかじゃなくて…
いや、別にいいけどさ。
「璃亜ちゃん璃亜ちゃん!俺なにすればE〜?」
「え、ん〜ジローちゃんは罰ゲームじゃないし。見学してればいいんじゃないかな?」
「なら璃亜ちゃんも一緒がいいC〜!丸井くんの事一緒に見ようよ!」
「いや、あたし仮にもマネージャーだからね?休憩の時ならいいよ」
相変わらず、ジローちゃんはハイテンションであたしに飛び付いて来たわけだが。
もう慣れたので優しく頭を撫でるとニシシッなんて嬉しそうに笑うジローちゃんが可愛くてヤバかった。
そして他の部員が来る前にマネージャーの仕事などを罰ゲーム組に教えた。
ちなみに何故か跡部くんの発案と言うかワガママで罰ゲーム組はマネージャーの仕事をしながらだけど軽い合同練習をするという事になった。
まぁ、人数少ないけど。
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