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あぁ〜お腹いっぱい。
それにしても今日は風もないし、いい天気過ぎてヤバイね。まぁ、アレだよ…眠くなっちゃうよね!!
「璃亜は、午後も管理棟でなにかするのか?」
「ん?あ、ううん!午後からは黒部コーチにちょっとしたメニュー貰ったからそれをやろうかなぁ〜って」
「…大丈夫なのか?」
「本当に軽いやつだし、強制じゃないからね。それに無理そうなら早苗の手伝いに行く予定だから」
「うむ…ならば、俺等が練習しているコートの近くでやるといい。なにかあればすぐ行ける」
ん〜国光くんは、確か総合だったよね。
うーん…でも総合はまともなメンバーが少ないんだよなぁ。むしろ、キャラが濃過ぎんだよなぁ…。しかもコーチ枠が毛利さんとチャラチャラさんだし。
いや、まぁ…別にいいんだけどね?ある意味、一番無法地帯でメニュー終わったら手伝うってのもいいし。
「じゃあそうしようかな。午後のメニューなにか聞いてるの?」
「うむ、軽く打ち合いをするとは聞いたが…詳しくはまだ言われてない」
「あぁ〜まぁ、毛利さんとチャラチャラさんだしね」
「……?(チャラチャラさん?)」
「あ、そういえば!勝手に国光くんのサーブ使ってごめんね?」
いや、色んな人の技を模倣してる時点でかなり今更な感じするけどね。でも国光くんの場合は、あたしが見た訳じゃなくて…仁王からの模倣だったから。
国光くんからしたら見せた覚えがないのになんで!?みたいな感じだろうし。
一応、あの1回しか使わないつもりだったけど…謝っておこうかと。
「ふっ、仁王から模倣したんだろう?それに驚きはしたが別に気にしていない」
「ならいいんだけど…やっぱり、あたしが見た訳じゃないからさ」
「しかしよくあれを右で打てたな」
「さすがに仁王みたいに利き手じゃない技をそのまま出来る程、あたしは器用じゃないよ」
「そうか。しかしよくあそこまで動ける様になったな」
「夏よりは大分体力付けたからね!それでも試合出来る様になるには全然及ばないけど」
「璃亜なりに無理せず、少しずつで構わない。それにしてもテニスを楽しんでる様でよかった」
そう言いながら優しい顔をする国光くんにうん!と頷くと見ていてこちらも嬉しいとあたしの軽く頭を撫でてくれた。
そう言ってもらえて嬉しいのはあたしの方だけどね!
そして後で国光くんの零式サーブ見せてくれる?と聞いたら構わないと言ってくれたので無駄にテンションが上がった。
※昼休憩後、練習コートにて
(あれ、なんか手塚機嫌良くない?)
(せやなぁ、なんかあったん?)
(そういえば、昼もレストランに姿がなかったな)
(アーン?なんかあったのか?)
(確か、テイクアウトしてたよね)
(ほーん、誰と食べてたん?)
(…い、いや…そうだが)
(え、なにその反応)
(そういえば、璃亜もいなかったよね)
(せやな。羽川さんは居ったのに)
(ふふ、まさか手塚…璃亜といたの?)
(う、うむ…たまたま会ってな)
(へぇ、ふふっ…よかったね手塚)
(あかん、手塚くんも油断ならんな)
(いい天気だからなたまにはいいだろう)
(真田は相変わらずボケてんな)
(なんだと跡部!ボケてなどいない!)
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