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そして入江さんと鬼さんのお蔭でコーチ達の元に辿り着いた。なんか凄く安心した。むしろ、早苗がいた事にもう泣き付くレベルで感動している!

そしてそんなあたしを見てビックリした様子の早苗とコーチ達。



「おや?入江くんに鬼くん…どうしたんです?」

「彼女が寮で迷っていたので、連れて来たんです」

「寮で?というか、楠木さんは、毛利くんや幸村くん達と一緒じゃなかったんですか?」

「なんか途中でチャラチャっ…た、種ヶ島さんが来まして、4人でなにやら言い合いをしてたので…1人で施設を回ってました」

「そうでしたか。しかし、そろそろ放送で呼ぶつもりでしたからこのままここにいて下さい」

「あ、はいッス」

「じゃあ僕等もいても大丈夫ですか?強化合宿の事ですよね?それに璃亜ちゃんと話をしたいなぁなんて」



まさかの入江さんの言葉にコーチ達の顔が少しだけ驚いた顔をすると、あたしに"どうします?"と言わんばかりの顔をして来てちょっと困る。

いや、まぁ…確かにあたしの病気の事は内密って事になってるから、入江さんや鬼さんがここにいると問題しかない訳で…

でもなんかこの2人も合宿に参加するみたいだし…それにここまで連れて来てもらったし。黙ったままでいるのもなぁ…でも怖いなぁ。



「ふふ、そんな不安そうな顔しないで。無理にとは言わないし、なんとなく訳有りなのはわかってるから」

「え、えーと…じゃあコーチ達に聞いて下さい。あたしからだとややこしくなると思うんで…」

「…いいんですか?余り口外は、しないで欲しいとの事でしたが」

「だ、大丈夫です。合宿に参加するにあたって…隠し事をしてるのもどうかと思うんで」

「…わかりました。では、軽く説明しましょう。齋藤コーチは、毛利くん達を放送で呼んで下さい」



そして軽く黒部コーチが入江さんと鬼さんに説明をしてくれて、そうだったんだ…軽々しく聞いて悪かったねと入江さんに謝られてしまった。

鬼さんに関しては、そうか…無理するなよなんて言いながらあたしの肩を叩いてくれた。

なにこの2人!いい人過ぎる!毛利さんとチャラチャラさんのせいでまともな人がいないと思ったけど、そんな事はなかった!!

そんな事を考えていると齋藤コーチのお茶目な放送を聞いたのか4人が部屋に到着した。

うわぁ…面倒くせぇ!!

そして齋藤コーチがゆっくりと資料を開くとあたしの方を向いた。




※璃亜がいなくなった後の4人
(あれ?璃亜は?)
(アーン?どこ行きやがった!)
(あかん、璃亜方向音痴やんか)
(そうなん?せやったらはよ探さんと)
(全く…目を離すとすぐこれだ)
(…ったく、手分けして探すぞ)
(俺が一番に見付けるさかい)
(ほな、誰が一番に見付けるかやな)
(ふふ、間違いなく俺ですけどね)
(アーン?俺様に決まってるだろうが)
(んー、一番に俺が見付たるで)
(ほな、探すで。ちゃーい)
※結果見付けたのは入江と鬼でした

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