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そして早苗と手を合わせていただきますをする。



「それでその強化合宿だっけ?それがどうかしたん?つーか、来月からって普通に学校あるじゃん」

「招待されてるレギュラーの参加不参加は各自で決められるのだけれど、マネージャーは特別審査テストをクリアして初めて参加を許可されるの」

「へぇーならあたしには無理そうだし、留守番になりそうだな」

「まぁ、璃亜が参加しないのなら私も参加する気はないのだけれど」

「てか、期間は?学校休んで合宿参加って事でしょ?」

「期間は1ヶ月でその後に全国ジュニア大会があるわ。ちなみにずっとテニスをしてる訳じゃなくて、合宿中は特別授業を受けてもらう事になる感じだからある意味、普通に学校通ってるより辛いんじゃないかしら」

「マジかよ。しかも、1ヶ月とか頭おかしい」



てか、よく1ヶ月も学校側が許可したな。いや、逆にテニス部は全国優勝してるし…更に有名になるなら是非!って感じなのかな?それに一応、授業はあるみたいだし。

あれか、学校は勉強が主で放課後が部活でテニスの練習。でもその強化合宿はテニスの練習が主だけど勉強もすると…

うわぁ…過酷過ぎワロエナイ。

まぁ、あたしは参加出来ないだろうから別にいいけどね。一応、テストは受けてみようかなぁとは思うけど。



「それで…テスト一応受けてみる?私は、璃亜に任せるわよ」

「ん〜どうしようかなぁ、受けてみようかなとは思うけど…別にレギュラー以外の部員は学校で部活するんでしょ?なら学校に残ってもいいしなぁ」

「まぁ、そうね。というか、毛利さんがいるのに行く気になるなんて意外ね」

「ん?別にあたしは立海のマネージャーとして行く訳だし。毛利さんの為に行く訳じゃないじゃん」

「まぁ…そうだけれど。毛利さんに会いたくないのなら無理して行かなくていいのよ?」

「ははっ、全然大丈夫だよ。それに会いたくないって事はないよ…そりゃあまだ腹は立ってるけど、毛利さんにもなんか理由があったんだろうし」



まぁ、さすがにみんなの前でキスしたのは許さんけども。いや、別にみんなの前じゃなかったらいいとかじゃないけどさ。

とりあえず、毛利さんがいようがいなかろうがテニス部のマネージャーで参加する事が出来るならしたいしね。

もちろん、テストは自信がないので無理だったらそれはそれでいいんだけどね。



「じゃあテストを受けるって事でいいのね?」

「おん」

「わかったわ。まぁ、明日の部活の時にも軽く説明はあると思うから」

「へいへーい。てか、合宿より毛利さんの事でなんか色々言われそうでやだわ」

「私が軽く説明はしておいたわよ。だから必要以上になにか聞かれたりはしないと思うけど」

「あ、ならいいや。毛利さんがペラペラ話してそうで心配だったけど、早苗なら安心安心」

「まぁ、ほとんど璃亜が暴露してたじゃない」

「まぁ、確かに」



そしてその後は、早苗と他愛のない話をしつつ片付けが終わるとまた明日と早苗は帰っていった。

うん、相変わらず早苗は心配性だな。

まぁ、確かに毛利さんにはビックリしたけど…なんだろう、なんか思ったより大丈夫だったな。


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