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まぁ、その後はたこ焼きを食べながら適当に駄弁ってました。ちなみにジローちゃんはガン寝でした。
そしてなんか精市と弦ちゃんに話があるって言ってた国光くんとたこ焼きはこう焼くんや!とか関西の血が騒ぎ出したのか荒ぶってる忍足を置いてA組を後にした。
いや、もうみんなA組にいればよかったのに。
「ねぇ、このテニス部と一緒にテニス体験ってなに?」
「あぁ、これ?テニス部の出し物で交代制なんだけど現役テニス部とテニスやれるよ〜みたいな?」
「へぇ、面白そうじゃん」
「今日は1年と2年の準レギュラーだけだけどね。明日はレギュラーも参加するらしいよ」
「なーんだ。あ、でも切原さんは?レギュラーだけど今日いないの?」
「喧嘩売りに行く気満々か!まぁ、いるだろうけど…赤也もレギュラーで人気だから順番取り大変だと思うよ」
まぁ、一番打ちたいのは璃亜さんなんだけど。と小悪魔スマイルをするリョーマくんに後退る。帰国子女怖いでしょう。
てか、今気付いたんだけどこの3人…全員が前科持ちじゃねぇか!ヤバい!あたしの頬やらオデコが危ない!
いや、さすがにこの人混みでそんな事はしないだろうが…少し警戒しておこう。
まぁ、ジローちゃんは完全にあたしに手を引かれながら寝てるけどね。てか、歩きながら寝るとか器用過ぎる。
「跡部くんとか行きたいところないの?」
「アーン?特にねぇな」
「じゃあ送るから帰りなよ!人混みで疲れただろうし!」
「アーン?なら璃亜も連れて帰るぜ」
「なんでだよ!!」
「柳から今日1日璃亜を買ったからな」
「勝手な人身売買やめて下さい」
…もう面倒臭いなぁ。
ていうか、もうどこも回る気ないなら素直に帰ればいいのに。そしてあたしは、屋上に逃げてサボりたい。
いつもの中庭は普通にダメだしね。
一般公開されてるし、全然ゆっくり出来ないからね。
とりあえず、あたしが人混みに酔って来たんだけど…大変、気持ち悪い。なんか跡部くんのせいで視線もすげぇし…。
「…ねぇ、あたし人混みに酔ったからちょっと休んできていい?」
「なんで案内してる璃亜さんが酔ってるんスか…。あ、本当に顔色悪いし」
「…跡部くん、ジローちゃんよろしく。リョーマくんも適当に回っておいで」
「アーン?無理すんな。運んでやる、どこで休むんだ?」
「やめて!視線がヤバい!そしてワリとマジで吐きそう…新鮮な空気をっ…!」
「え、ちょっ…こんなところでやめて下さいよ!跡部さん、外ッス!ここからだと屋上の方が近いッス!」
そして跡部くんにダッシュで屋上に運ばれました。ちなみにジローちゃんは、リョーマくんがどうにか連れて来たっぽい。
あぁ…圧倒的空気!
ちょっと寒いけどそれがまた気持ちいいでござる。
はぁ…マジで吐くかと思った。
あの熱気と人混みは地獄だぜ。
そして早苗から連絡が来るまで屋上でグータラしてました。むしろ、ジローちゃんと一緒に寝てました。
ちなみにあたしがクラスに戻るならって事で、跡部くん達は帰りましたよ。マジで何しに来たんだよ。
※甘味処、待機スペース
(はい、ただいまよ〜)
(楠木は、仁王の介抱してくれ)
(は?なにがあっ…ぐは!)
(もう嫌じゃ…死ぬぜよ)
(お、おう…キャラどうした)
(うむ、グロッキーを通り過ぎた様でな)
(…柳くんマジで鬼か!!)
(今は、丸井が頑張っている)
(やっぱり柳くん悪魔だわ)
(仁王が落ち着いたら裏方を頼む)
(おう、裏方なら任せろー)
(早苗が先程から接客と裏方を頑張っている)
(柳くんはなにをしてるんですかね?)
(接客と裏方をやっているが?)
(うは、鋼の精神力!おい、仁王擽ったい!)
(・・・・・)
(おい!スリスリやめろ!!)
(まぁ、仁王は頼んだぞ)
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