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そして問題の金曜の放課後。
全体ミーティング後、ジャッカルくんの手伝いをするというよくわからない理由で教室に戻って来ました。

なんでもジャッカルくんが担任に雑用を頼まれたところにあたしがいて一緒に手伝ってやってくれと巻き込まれちまって…みたいな感じでジャッカルくんがみんなに説明してくれた。

やっぱりジャッカルくんは神だった!拝ませてくれ!!



「よし、これで大丈夫だな。じゃあやるか?」

「ありがとう!マジでありがとう!」

「ハハッ、喜ぶのは課題終わってからな」

「ウッス!あ、でも早く終わってジャッカルくんが自主練行ける様にって昨日家でちょっとやったんだよ!」

「…お、おぉ。よく出来たな」

「ひーちゃんに電話で聞きながらやった!」

「いや、財前って1年じゃねぇか…」



そ、そこには突っ込まないでいただきたい!いや、昨日はひーちゃんとメールしてたんだけど…勉強するからって言ったら電話掛かって来て、なんの勉強するんねん?って聞かれて英語って答えたら…得意やから教えたるって言われたんです。

そういえば、ひーちゃんは作詞とかで英語ガンガン使ってたなぁ〜とか思いながらひーちゃんにバカにされながら課題を手伝ってもらったのである。

まぁ、電話だったしそんなに量は出来なかったけどあたし一人でやるよりかは全然進んだからマジで助かった。

そしてあたしにジャッカルくんは、でも偉いぜ?なんて言いながらあたしの頭を撫でると課題を開いた。



「相変わらず、他校のヤツとも仲良くしてるんだな」

「うん、特に下級生組からはしょっちゅうメールやら電話が来るよ」

「あ、そこスペルeじゃなくてaな。まぁ、仲良くしてるならいいんだけどよ」

「aね、うい。まぁ、大体は先輩の愚痴やらなんやらを面白おかしく報告して来てるだけだけどね」

「…それ完全に財前と日吉だろ」

「残念、時々リョーマくんもだ!」



むしろ、下級生の大体の子は週1連絡くれるかなぁ。頻繁なのが生意気コンビとリョーマくん、深ちゃんとやっすーとフリーダムコンビかな。

電話になると圧倒的にひーちゃんが多いけどね。あたしから掛けるってなるとわかちゃんが多いけどね!

そんな会話をしているとジャッカルくんがなんとも言えない表情をしながらあたしを見つめる。

なんだろう?またスペルミスしかたかな。



「ジャッカルくん?」

「あっ、いや…なんでもねぇ」

「……?」

「そういえば、嫌がらせは大丈夫なのか?」

「あぁ、最近は朝練があるせいかゴミ箱にされてないから大丈夫!」

「ゴミ箱って…最近、仁王が朝練終わると早く部室出て行くから心配してたんだが」

「あぁ、なんか下駄箱の守り神になるんじゃ!とかこの間、頭おかしい事言ってたからね」



まぁ、嫌がらせされない様にって仁王が早めに下駄箱に行って待ってるだけなんだけどね。

朝練の片付けとかでマネージャーのあたしと早苗はみんなより部室を出るのが遅いから。


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