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そして和食がよかったのに蒼真のせいでいつものファミレスにみんなで来ました。

ちなみに蒼真は、あたしにベッタリなのでもちろん隣を陣取ってます。

とりあえず、蒼真にみんなが軽く自己紹介をするが余り興味がないのかふーんと適当に聞いてる様だ。



「俺は、楠木蒼真。他に言うことないけど」

「蒼真、一応みんな年上だから。出来たら敬語使う様にね」

「えぇ…だってこいつ等、璃亜に無理ばっかさせてるんでしょ?俺、そんな奴等に敬語とか無理なんだけど」

「…蒼真、怒るよ。それと無理な事とかさせられてないから。みんな、あたしの大事な部活仲間。わかった?」

「…わかったよ、でも…信用した訳じゃないからね」

「ふふふ、蒼真くんは璃亜が大好きなんだね」

「…ふん、そんなの当たり前でしょ」



とりあえず、ご飯を食べよう。なんか隣のテーブル組が凄いこっち見てるけど、気にしたら負けだと思う。

ちなみにあたしのテーブルには、蒼真・精市・赤也・真田くんがいる。さっきから赤也と蒼真が睨み合ってるが無視である。

もう面倒臭いからさっさと日替わりランチ食べていたら蒼真がそれちょうだいとうるさいのであーんしてあげると赤也が俺も!と騒ぎ出す。

もう好きにしてくれと赤也にもオカズをあげると今度は蒼真がギャーギャーと騒ぎ出して、マジで面倒臭い。



「なにこいつ!璃亜にあーんして貰うとか何様だし!」

「俺、高1だぞ!敬語使えよ!」

「随分と頭悪そうな高1だな!俺より年上に見えねぇし!」

「んだとぉ!?」

「赤也、蒼真はあたしと違ってめっちゃ頭良いからね。赤也じゃ勝てないからやめとけ」

「ちょ、璃亜先輩酷いッス!」

「璃亜は、バカなのが可愛いんだよ?玲緒兄もよく言ってるじゃん!俺は、バカな璃亜が好きだよ!」

「姉ちゃん泣くぞ」



ハハッ、相変わらず元気そうで何よりだよ。でもちょっと元気良すぎじゃないかな?あたしは、ちょっと疲れてきたよ。

いや、全然いいけどね?蒼真は、可愛い弟だし。たまに凄いウザいし喧しいけど、可愛い弟だからね。

て言うか、なんで蒼真がここにいるんだ。そうだよ、肝心な事を聞いてないじゃないか。どんだけ、蒼真の勢いにやられてんだって話である。



「それで蒼真は、なんでこんなところにいるの?中学もテスト期間じゃなかった?」

「テスト終わったから会いに来たの!夏休みは、部活で全然会えなかった上に家に帰って来たのに俺に会わずに帰るし」

「あぁ、ごめんね?今年の夏休みはマジで忙しくてさ」



あぁ、そういえば家に帰った時に蒼真いなかったなぁ。それに次の日も部活だったから早めに帰ったんだよね。

しかもまさかのおまけがいっぱい付いてきてたしね。


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