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うーん、かなり頑張ったよ。

ちなみにリョーマくんが国語が苦手だって言うから、得意ではないけど苦手ではないので軽く教えてあげました。

て言うか、さすがに中3の問題だからね。いくらなんでもあたしでもわかるという。

そしてカルピンが可愛い!



「とりあえず、これで赤点は免れると思うけど」

「ありがとう!なんか凄く頭よくなった気がする!」

「別に大した事じゃないから」

「あたしからしたら大した事なんだって!後でなんかお礼するね!」

「そう言えば、合宿でのご褒美も貰ってないんだよね」

「確かに!でも大丈夫、ご褒美とお礼は別だから!」

「ふーん?わかった」

「なんでも言いなさい!」



正直、かなり英語が出来る様になった気がする!テストまで毎日ちゃんと復習すれば、これなら赤点は免れる!と確信出来るくらいには頑張ったよ。

いやぁ、これもリョーマくんのお陰なんだけどね!マジで感謝感激だよ!!

ご褒美でもお礼でもなんでもどんとこいだよ!まぁ、あたしに出来る事なんてたかが知れてるけどねー。


*****



一通り、勉強が終わって嬉しそうにカルピンとじゃれて遊んでる璃亜さんを見つめる。

合宿の時からずっと思ってたけど、本当にこの人なにも考えてないよね。

たまに頭良さそうな事言うのに、やっぱりどっか抜けてるんだよね。それになにかと勘は鋭いし、人の事をよく見てるのに、自分の事は疎いってレベルじゃないし。

病弱なクセに無茶ばっかするし、口も悪い。

ギャップ萌えってヤツ?
言ってる事とか女とは思えないくらい男前なのに、すぐ顔真っ赤にさせるし、バカみたいに大泣きしたり。

なんか見てて飽きない。

それにバカみたいに爆笑してる姿はよく見てたけど、カルピンとじゃれて遊んでる璃亜さんはなんて言うか、普通に可愛い。

そんな事を考えながらゆっくりと璃亜さんの肩に軽く寄り掛かるとどうしたの?と言わんばかりに頭を傾げるだけで、特に嫌がる素振りも見せない。



「リョーマくん、眠いの?」

「いや、眠くない」

「じゃあどうしたの?」

「璃亜さんにくっついてたいだけ」

「………っ!」

「なに照れてるの?」

「急になにを言い出すんだね!?」

「別に急じゃないけどね。合宿の時も練習試合の時もなかなか璃亜さんと話せなかったから」



立海の人達が必死に邪魔して来てまともに会話も出来なかったし。打ち上げの時は、亜久津さんに邪魔されたし。

だから、璃亜さんと2人になれて素直に嬉しいんだよね。


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