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病院に行った結果。
あたしは、縫う事はなかったものの…数が多い上に多少深い傷があったので完全に右腕が包帯ぐるぐる巻きになった。
これは辛い。お風呂がヤバい。
そして仁王は、なんか色々検査したみたいだけど打撲だけで済んだみたいでよかった。いや、よくねぇわ打撲の数ヤバいし。
「ハァ…本当にお前等は、無茶ばっかりして。特に仁王…なんで呼び出されてたの言わなかったの?」
「目付けられたんは俺じゃき、みんなに話して巻き込みたくなったんじゃ」
「で、でも…元は俺が文句言いに行ったから」
「確かに。赤也と柳生も同罪だからね」
「…も、申し訳ない」
「それより、みんながあたしに黙ってた事の方が重大なんだけど」
て言うか、なんであたしだけ知らなかったんだし。なんか、話によれば康ちゃんと那由も関わってるみたいだしさぁ。
あたしが原因みたいなもんなのになんで言ってくれなかったんだろう。
むしろ、言ってくれたらあたしが直接鈴木くんに言いに行ったのに。
「仮に話したとして、楠木お前は鈴木の元へ行くだろう。それをこちらとしては避けたかったから黙っていた」
「なんで?話すだけじゃん」
「鈴木は話すだけでじゃないかも知れないだろう。事実、あいつは璃亜を襲う算段練ってたみたいだし」
「なにそれ初耳」
「仁王は、それをダシに使われたと言っても過言ではない」
「まぁ、あいつは璃亜を襲うのが目的じゃなかったみたいだけどね」
なんだかよくわからないけどみんなが言う通り、話を聞いてたら鈴木くんの元に行ってたと思うのでなんとも言えない。
て言うか、さっきから隣で早苗が凄い顔してるんだけど…なんか凄い怖いんですが。
え?あたしにキレてんのかな?また怪我してふざけてんの?みたいな?いや、ふざけてないんだけどさ。
「早苗は、楠木をもの扱いしていた鈴木に腹を立てているだけで、楠木に怒っている訳ではない」
「柳くん心読まないで。てか、もの扱いとはなんぞや?」
「あいつが璃亜が手に入れば、璃亜の好きとか嫌いとかの気持ちはどうでもいいって言ったんだよ」
「なかなかクレイジーだな」
「…ホント、あいつ許さねぇッス。またなんかして来たらっ…」
「どうどう、赤也落ち着け。もう関わらないって事になったんだから大丈夫だって」
そして未だに怒りが収まらない様子の赤也を宥めていると凄い 勢いでブン太とジャッカルくんが走って来ました。
どうやら、駆け付けてくれたらしい。それに対して仁王が軽く手を振るが思いっきり頭叩かれてた。マジでブン太、容赦ねぇな。
そしてあたしを見るなる今度は、2人の顔が青くなるのであった。
(お、おまっ…楠木っ…!)
(バカじゃねぇの!ホントバカじゃねぇの!?)
(いて、いででっ!落ち着け!)
(お前等、仲良く怪我してんじゃねぇよぃ!)
(だ、大丈夫なのかっ…!?)
(いや、大丈夫…大丈夫だから!)
(仁王、お前もだよぃ!なに笑ってんだよぃ!)
(やっぱりブンちゃんに言わなくてよかったぜよ)
(確かに。ブン太はヤバい)
(いや、璃亜も大概じゃ)
(うるせぇ、黙ってた罪は重い)
(ふふふ、俺等からしたら2人は重罪だけどね)
(…ごめんなさいでした)
(…すまんナリ)
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