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あ、ジャッカルくんに教わればいいじゃないか!確か、英語得意だったよね?

……いや、ダメだ。ジャッカルくんはブン太と一緒に勉強しそうだ。結果的にまたバカにされて終わる気がする。英語が得意な精市に頼む?いや、後が怖いからやめよう。

ぬわぁぁぁ!どうしよう!

そんなあたしの元へリョーマくんから返信が届く。いや、君さっきから返信速度おかしくない?授業はどうした、授業は!

そしてまさかのリョーマくんも自習らしく、結局他愛ないメールのやり取りをした結果…

日曜日に会う約束しました!いや、遊ぶ訳じゃないよ?なんかリョーマくんが帰国子女で英語ペラペラらしいので英語を教えて貰うだけです!

決して遊ぶ訳じゃないです!

それにリョーマくんもテスト勉強したかったらしいので、来てくれる?って言われたので承諾した次第です!



「どんだけスマホ弄ってんだよぃ。ふぁ〜眠くなって来た」

「寝ればよかろう」

「璃亜は、眠くねぇのかよぃ」

「今はね〜。あ、ひーちゃんからLINE来た」

「あいつは、ブロックしとけぃ」

「いや、どんだけだよ。お前は、ひーちゃんに何をされたんだよ」

「俺は、なんもされてねぇっつーの」



いや、じゃあなんなんだよ。
とりあえず、みんなしてひーちゃんを敵視してるのはなんでなんだろうか。特にひーちゃんがみんなになにかをした訳じゃなさそうなんだけど。

てか、さっきからブン太があたしに寄り掛かって来て重いんだけど。

眠いなら机に突っ伏して寝りゃあいいじゃんか。それと、さっきから柳くんが自習のプリントをやれと言わんばかりにブン太に視線を送っている。

ちなみにあたしもやっていない。



「ねぇ、さっきから柳くんがメッチャこっち見てんだけど。ブン太、プリントやれよ」

「璃亜がやれよぃ。終わったら写すから」

「それあたしのセリフだから」

「……………」
「……………」

「大人しくやろうぜぃ。俺、数学苦手だけど」

「なら、あたしは得意な方だから勝ったな」

「なら、教えろぃ」

「だが、断る」



とりあえず、隣で教えろよ〜とやる気のない声であたしに寄り掛かりながら体を揺らしてるバカは放って置こう。

て言うか、仁王はマジでどこに行きやがった!あいつが居れば数学とか余裕なのに!(写せば済む)

新学期早々、アレか!また女の子とうふんあはんしてんのか!なら、ホントに刺されればいいのに…とか思ってたら、LINEで自習なら屋上にいるから来んしゃいって入ってたわ。

てか、仁王はサボってて大丈夫なのかよ。あいつ、授業サボり過ぎだろ!


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