紳士は腹白い! (1/4)
どうも、新学期が始まって早々相変わらず騒がしい奴等に囲まれて疲れている璃亜です!
それと先日、仁王に言われた通りにお風呂の時にうなじチェックしたあたしは大激怒ですよ!直ぐ様、ひーちゃんに電話したら何故かフッ…て鼻で笑われた!意味がわからないよ!
ちなみにファンデーションじゃ隠れないので仕方無く、虫に刺された事にして絆創膏を貼ってたら迎えに来た仁王にバカじゃ…とか言われながら濃い目のコンシーラーを塗られた。
いや、なんでコンシーラーとか持ってんだし。
「なぁ、璃亜〜腹減った。なんか持ってねぇの?」
「知らねぇし、前向けよ!」
「今は、自習中だろぃ。それに璃亜だってスマホ弄ってるだけじゃねぇか」
「LINEとメールの返信に追われとるんじゃい!あ、赤也が暇だから次の時間サボるってLINE来た」
「次、体育じゃね?俺と仁王は、出るぜぃ?つーか、暇だからサボるってなんだよぃ」
「ほら、赤也ってバカだし。次、体育だからうちらは一緒にサボれないからっと」
それにしても一気にLINEやらメールが来過ぎてヤバい。そしてリョーマくんから届いた飼い猫の写メが可愛い。なにこのタヌキみたいなおぬこ様。
名前は、カルピンって言うんだって。とりあえず、可愛いー!って返信したら見に来る?とか言われたけどそんなホイホイ行ける距離でもないよね。
いや、見たいけど。むしろ、見るどころかもふもふしたいくらいだけども。
「そう言えば、テストって来週の水曜からだよな。璃亜、大丈夫なのかよぃ」
「大丈夫じゃねぇよ」
「なんで威張ってんだよぃ」
「英語…英語をどうしよう。英語以外なら大丈夫なんだよ!た、多分…」
「俺が教えてやろうか?」
「お前、教える気ゼロじゃん。バカにして笑うだけじゃん、ふざけんな」
「今回は、ちゃんと教えてやるって。さすがに璃亜が部活禁止になるんは嫌だしよ」
まぁ、英語は得意って訳じゃねぇけどな!と笑うブン太に頭を抱える。なんで得意じゃねぇのに教えてやるとか言ってんだよ…なんなのこいつ、バカなの。
ちなみに仁王は、さっきの休み時間にいつの間にかいなくなってた。多分、サボりだろうけど自習なのにバカス!
それにしてもマジでテストどうしようかな。いや、今日からテスト前期間って事で部活はないんだけど…正直、1人じゃどうにもならない。
やっぱり早苗を頼るしかないか!あ、でもスパルタ過ぎて死んでしまう!しかし、さっきから欠伸しながらボーッとしてるブン太は、絶対に有り得ない。むしろ、まともに教えて貰える気がしない。
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