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そしてその結果、あたしが食べたいと言う理由で肉野菜炒めになりました。まさかの全然、料理感ないです!張り切って作るとはなんだったのか。

いや、野菜が安かったんだもん。でも野菜炒めだと寂しいから肉野菜炒めにしたのだよ、ついでにだし巻き玉子付けたから許して。

後、正直…あんまり待たせたくなかったと言うのもある。サプライズでいい物作りたかったけど時間なかったし、仕方ないね。

ちなみにひーちゃんに手伝うと言われたが、作ってる間に曲作りでもしてなさい!と言うと少しだけ嬉しそうに笑うと手帳を取り出してなにかを書き始めた。

……計画通りっ!!

そしてまさかのサプライズに一番時間が掛かったのであった。これは、酷い!



「ひーちゃん出来たよー。手抜き感がマジでヤバいけど」

「ん?別にええッスよ。ワガママ言うたん俺やし」

「まぁ、味は保証するから。ご飯どのくらい盛るー?それともご飯要らない?」

「いる、量は適当でええッス。ちゅーか、メッチャええ匂いするわ」

「はい、ひーちゃんはこっちね。あ、飲み物は麦茶で大丈夫?」

「おん」



よし、なら問題ない。
麦茶苦手な人とかいるからね、一応聞いておかないとね。

そしていただきますでござる!ちなみにあたしは、昨日の残り物を食べるのです!カレイの煮付けでござる。残り物と言うか、食べ残しである。

うん、煮魚ってご飯が進むよね。むしろ、進み過ぎてご飯いっぱい食べちゃうからすぐにお腹いっぱいになっちゃうよね。



「それなん?煮付け?」

「昨日の残り物のカレイの煮付け。ひーちゃんは、肉野菜炒めと卵焼きを食べっ…ちょ、こら!」

「美味っ、ホンマ料理上手いねんなぁ。ちゅーか、俺この煮付けの味メッチャ好きやわ」

「ちょ、肉野菜炒めとだし巻き玉子の意味!」

「誰も食わんとは言うてへんやろ。せやけど、煮付け食べてええ?」

「いや、それあたしの食べ掛けなんだけど…まぁ今更だし、いっか」



そして結局、残り物のカレイの煮付けはひーちゃんに食べられたのであった。まぁ、あたしとしては美味しいって食べてくれたからいいんだけどね。

あたしは、肉野菜炒めとだし巻き玉子をおかずにむしゃむしゃご飯食べしたよ。

我ながら味は美味しかったけど、なんかパッとしないなぁ〜とかなり不満たっぷりでしたけどね。

そして片付けもひーちゃんには手伝わせずに、1人で洗い物とサプライズ準備中です。



「ねぇ、ひーちゃん合流って何時なのか康ちゃんに聞いてる?」

「適当にって言っとりましたけど、話したい事あるんで4時くらいやないッスか?」

「ふーん、場所は?」

「特に決めてへんけど、帰りの電車に間に合えば問題あらへん」

「みんなで一緒に帰るの?」

「せやで、練習試合で来た訳やし。自由帰宅やったら泊まってもよかったんやけど」



そりゃそうだ。
そう言えば、昨日の練習試合の時に顧問の渡邊オサムやで〜とか軽く自己紹介をして来た人がいたのを思い出す。

まぁ、頼むわ〜とか言ってすぐにどっか行っちゃったから忘れてたけど…あれで顧問なのか。

いや、立海の顧問は練習試合にすら付いて来ないまさに名前だけの顧問だからもっと酷いか。

でもまぁ、まだ時間には余裕があるみたいだし大丈夫か。


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