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そしてシバかれてた蔵と四天宝寺メンバーも戻って来て、その後は何事もなく練習試合を再開した。

とりあえず、立海メンバーと四天宝寺メンバーにはちゃんと謝罪しときました。さすがに理由がどうあれ、途中でいなくなったのは事実だしね。



「ん〜、璃亜のお陰で白石が元気になったばい」

「せやなぁ!璃亜ちゃんのお陰で蔵りん、スッキリしたみたいでよかったわぁ〜」

「べ、別に頼んでへんけどな!」

「ホンマ、蔵のヤツが世話掛けてすまんかったな」

「ハハッ、あたしは大した事してないし。それに蔵は、みんなにも感謝してたよ」



ベンチで試合を見てたら試合が終わったらしく千歳くんと小石川くんとラブルスが来た。

とりあえず、千歳くんはそのあたしをすぐに抱っこするのをやめようぜ。いや、別に嫌だとかじゃないけどさ…あたしは人形か!

あ、小春ちゃんに頭撫でられた。ふひひ、一氏くん!羨ましかろう!ハッハッハッ、そんなに睨んだって怖くないんだぜ!



「幸村に怒られへんかったか?一応、蔵が迷惑掛けたっちゅー事で楠木は悪くないて言うたんやけど」

「うん、大丈夫!怒られなかったよ、ありがとうね!」

「礼を言うんはウチ等の方やで、璃亜ちゅわぁぁん!」

「小春ちゃーーーん!」

「璃亜、暴れるんじゃなかよ」

「おいゴラァ!なに、小春に抱き付いてんねん!死なすぞ!!!」

「ふひひ、小春ちゃんは貰った!一氏くんはフラれたんや!」

「よっしゃ、死なす!!!」



そして千歳くんの膝から飛び降りて小春ちゃんと抱き合ってたら一氏くんに引き剥がされた!さすがは嫉妬神や!!

しかし、小春ちゃんに邪魔すんなや!このアホ!!と一喝されてて、ワロタ。

とりあえず、千歳くんと小石川くんの間に座り直すが…すぐに千歳くんの膝の上に乗せられる。

あたしの定位置は、千歳くんの膝の上なのか。



「ずっと蔵が悩んでたっちゅーか…思い詰めてたんはわかってたんやけど、無理に聞かれへんやん?」

「それは蔵もわかってたみたいだし、もう大丈夫だと思うよ!」

「だけん、もう俺等に遠慮せんって白石が言うてたばい」

「完璧なんはテニスだけで十分やねん!とか言うとったなぁ〜。元からあいつテニス以外は完璧ちゃうけどな」

「白石は、白石だけん完璧とか関係なかもん」

「イェス!千歳くんの言う通り!まぁ、ちゃんとみんなにも話せたみたいだし、本当に大丈夫そうだね」



うん、よかったよかった!
とりあえず、目の前でコントを繰り広げてるラブルスは相変わらずだけど。

それにしてもみんな楽しそうだなぁ。なんか、謙也と赤也のペアがさっきからうるさいけど…あ、相手が精市とひーちゃん…だと?

とりあえず、謙赤ペアは御愁傷様!!冷タオルとドリンクは準備しといてやるから!!

そしてそんなあたしを問答無用で高い高いする千歳くんは、本当にフリーダムである。いや、試合は座って見ようよ。






※練習試合後
(イヤァー!高い高い!!)
(璃亜は、軽か〜)
(な、なんで肩車なんてしてんねん!?)
(いや、千歳くんが急にっ…ギャァァ!!)
(く、苦しか!璃亜、力入れ過ぎばい!)
(おい、千歳!なに羨ましい事してんねん!)
(部長、突っ込むところおかしいッスわ)
(銀!ワイも肩車してやー!)
(…ん、乗りや)
(ワーイ!肩車やーー!!)
(ちょ、マジで怖い!パパ助けてー!)
(むっ…千歳!早く楠木を降ろさんか!)
(ん〜、なら抱っこするけん)
(千歳くんは、いい加減あたしを離そう?)
(そらのさんもん)
(これ千歳、離しんしゃい)

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