偶然って凄いね!! (1/4)
今日は、部活はミーティングだけだったので久し振りにお出掛けなうです。
ちなみに早苗を誘おうとしたら、見事に柳くんに先を越されていた!悔しいのぅ悔しいのぅ!
なので1人で東京に来てます!はい、そこ寂しいやつとか言わない!いや、たまには1人で買い物もいいかなぁ〜とか思ったんですよ。
そして適当にブラブラしつつ、ヘアクリップやらちょっとした小物を買ったりして普通に買い物を楽しんでいた。
服もちょいちょい見たけど荷物が増えるしな〜と思い今回は見送った。
まぁ、また暇があったら来れば良いしね。あぁ、やっぱり服選びは早苗としたいなぁ。
そんな事を考えながら、ちょっと早いけどそろそろ帰ろうかな〜と歩いていると、3人のチャラチャラした男に絡まれてる女の子が目に入った。
周りには、結構人がいるのに誰も助けようとしないのは絡んでる男達がチャラチャラした強面だからだろう。
女の子も必死に助けてくれといった様子で周りに視線を送っているのがわかる。
見てないで助けてあげろよ。
ハァ…。
大きな溜め息を吐きつつ、ゆっくりと女の子を掴んでる奴の腕を掴んだ。
「その子、嫌がってんじゃん。いい加減にやめたら?」
「あぁ?」
「だからやめろっつってんの。腕離せよ」
「なに、じゃあ君が代わりに相手してくれんの?」
「へぇ、可愛いじゃん。俺等は、別に君でもいいけど」
「はぁ?他当たれば?あたしは、あんた達の相手するつもりなんてないから」
グイッと女の子を引き寄せてあたしの後ろに隠すと、男の1人があたしの腕を掴んで来たのでそのまま捻り上げる。
キモい、触んな。
その行動に一瞬、驚いた様子だったがすぐに怒りを露にしてあたしの腕を再び掴む。
…あぁ、もう面倒臭い。
引っ張られている腕を思いっきり突き出し、怯んだ隙に足を掛けて転ばせる。
そしてそいつの眼前に拳を突き付ける。
「これ以上、騒ぐならあたしも手加減しないけど」
「くっ…」
「い、行くぞ!」
「クソがっ…!」
クソは、どっちだ。
バタバタと情けなく走って逃げて行く男達に溜め息を吐きつつ、ゆっくりと振り返ると絡まれていた女の子が涙目で必死になにかを伝えようとしている。
しかし、よっぽど怖かったのか体をカタカタと震えさせながら泣き出してしまった。
まぁ、女のあたしから見てもかなり小柄な女の子だし…そりゃあ3人の強面のチャラチャラした男に絡まれたら怖いよな。
とりあえず、怪我をしてないか訪ねると必死に首を縦に振って無事な事を伝えてくれた。
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