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あぁ〜疲れた。英語終わらせるだけで半日掛かるとかマジで英語とかなくなればいいよ。

お昼ご飯食べて、すぐに再開してやっと終わったよ。早苗と精市のスパルタ感ヤバかったです。

仁王とブン太は、途中で飽きたのかゲームやってたし。あいつ等なんで来たんだよ。



「あぁ〜もうやだぁ…頭痛いよ〜疲れたよ〜」

「とりあえず、一番の難関はクリアしたわね。少し休憩しましょうか」

「ふふふ、羽川から英語が苦手とは聞いてたけどこんなに酷いとは思ってなかったよ」

「英語は必須から外れて欲しい…ワリとマジで。代わりに音楽を必須にしよう…そうしよう」

「ふふふ、それはそれで仁王が大変な事になるね」



あ、そう言えばあいつ音楽嫌いだったな。カラオケで歌ってた感じだと別に音痴でもないのに。

あれか、恥ずかしがり屋か!それか楽器がダメなのか!それとも筆記か!

いや、もうどうでもいいや。

とりあえず、テーブルに突っ伏しながらあたし同様にダウンしてる赤也に同情した。

…真田くんと柳生くんは、なかなかスパルタだった。いや、精市と早苗もだけど。

ちなみに柳くんは、いつも通りノートを開いてました。やめて下さい。



「お、やっと終わったのか。どんだけ掛かってんだよぃ」

「うるせーブタ」

「よし、お前マジでぶっ飛ばす」

「おう、掛かって来いよ!」

「ブンちゃん、璃亜は武道派じゃ。不意打ちでもない限りはやめときんしゃい」

「…お前、背後気を付けろよ」

「こえーよ、やめろや」



仁王の助言の仕方がおかしい。なんでブン太を止めるとかじゃないんだよ!なんで不意打ちを推奨してんだよ!

はぁ…もう疲れたよ。

なんか不機嫌そうにブン太があたしを睨んでいたが、無視してゴロンと寝転がると精市がニコニコしながらあたしの頭を撫でた。

あ、なんか下から見てるからかも知れないけど凄い安心する笑顔だ。あのいつもの怖い笑顔じゃないっていうか。

てか、精市って綺麗だよなぁ。もはや、男なのが勿体無いレベルで。むしろ、そこら辺の女子なんかより綺麗だよね。見た目によらずパワーとか性格は色々とヤバいけど。



「ふふふ、なにか言いたそうな顔してるね。俺の顔になんか付いてる?」

「ん〜?綺麗だよなぁって」

「は?」

「いや、だから…精市って綺麗だなぁって。ちょっと見とれてた」

「……………」

「うわっ!な、なに!?」

「…少し寝てなよ」



そして何故か頭を撫でていたはずの精市の手があたしの目を隠す。

…なにも見えん。

ビックリしたけど、なんか退かす気にもならずにいると小さな声で寝て良いとお許しをいただいた。

まぁ、寝れるならいいや。そしてゆっくりと目を瞑った。





(ふふふ、どうしたの?幸村くん)
(…うるさいよ)
(うむ、精市が照れるとは珍しい)
(…蓮二怒るよ)
(なぁ、赤也も寝ちまったけど…)
(寝かせてあげましょう。頑張りましたし)
(柳生は、甘過ぎじゃろ)
(ったく…幸せそうに寝やがって)
(うむ、しかしこの後はどうする?)
(残りの課題が終わらせなきゃじゃろ?)
(学校始まるまであと1週間程しかないからな)

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