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そして今度はあたしに集中砲火ですよ!課題をすっかり忘れてたとか言った結果がこれだよ!
まぁ、結局みんなは赤也に課題を教える為に来たらしいんだけどね。あれ?あたしは?
仲間外れかな?泣いた。
そして赤也が言ってたスパルタ勉強会が始まった訳ですが…
「ぶはっ!璃亜、バカ過ぎだろぃ。どうして、そうなるんだよぃ」
「知らねぇよ!英語なんて出来るか!何語だよ!」
「いや、だから英語じゃろ」
「てか、なんであたしに付いてんのかお前等なんだよ!おかしいだろ!」
「羽川と参謀が昼飯を買いに行ったから仕方ないぜよ。文句言うじゃなか」
「英語得意な人いないの!?こいつ等、笑ってばっかりで教えてくれない!」
そしてまともに教える気がないブン太と仁王にバカにされながら大嫌いな英語をやってる訳だが、まるで進まない!
柳さーん!早苗さーん!
早く帰って来てー!イチャイチャしてないで早く帰って来てー!課題終わらないよー!英語だけ終わらないよー!
てか、もう英語は諦めて違う科目やろうよ。化学とかなら、得意じゃないけど英語よりマシだし。
「ふふふ、なら俺が教えてあげるよ。俺の得意科目は英語だからね」
「ジャッカルくんじゃなかったー!赤也ー!ジャッカルくん返してー!」
「へぇ…俺じゃ不満って事かな?」
「め、滅相もございません…。精市に教えて貰えるなんて嬉し過ぎて涙が出そうだよ…」
「ふふふ、ならよかった」
そして何故かジャッカルくんが来てくれると思ったら、精市が嬉しそうに来ました。てか、精市も英語得意なのかよ!
いや、むしろ精市と真田くん、柳生くんは苦手な科目とかなさそうだな。
クソ!頭良い奴ばっかりかよ!
ちなみに早苗と柳くんは、頭良すぎて気持ち悪いレベルだから論外である。
「…璃亜、よく立海に受かったね。赤也レベルじゃないか」
「まぁ、早苗が付きっきりで勉強教えてくれたからね。それに小学校の時はまだ頭良かったし。後、英語なんてなかった!」
「まぁ、いいよ。じゃあ牛は英語で?」
「ビーフ!」
「それ牛肉だから。じゃあ豚は?」
「ポッ…ブンタマルイ!!」
「ある意味正解ナリ!」
「仁王と璃亜、ぶっ飛ばす!」
そんなバカみたいな会話をしつつ、精市と仁王に英語を教わる事30分。
そろそろ頭がパーンしそう!精市と仁王の発音が良すぎてマジでぱぁーどぅん?だし。
ちなみにブン太は、拗ねて赤也のベッドでゴロゴロしながら漫画読んでる。ちょっとした冗談だろう。半分くらい事実だけど。
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