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そして軽く事情を話そうとしたら、赤也は?と聞かれてまだ寝てると答えると部屋に行こうか。と笑顔で言われました。
赤也、ごめんな!
一緒に死のうぜ!!
そして部屋に戻ると赤也は、相変わらず寝ている様だ。しかし、あたしが戻って来たのがわかったのか微かに動く。
「ん…璃亜…せんぱぁい?早くねましょ〜…ぐふっ!?」
「ふふふ、なら俺が寝る手伝いしてあげようか?」
「なら俺も手伝うだろぃ」
「ピヨッ」
「いだっ…っえ?ぐはっ…はっ?」
「赤也!たるんどる!!!」
あ、赤也ァァァ!!?
無言でベッドに向かったと思ったら精市が赤也を踏むようにベッドに座った。
それに続いてブン太と仁王が乗ったせいで赤也が変な声を出してバダバタ暴れてる。
…なにあれ怖い。
―――
――――
―――――
そして赤也と一緒に正座をさせられてみんなからの説教なうです。
確かに…課題やってなかったのはあたしと赤也が悪いけどさ…な、なんでこんなに怒ってるんだ。
しかも昨日あんなに頑張って課題やったのに!なんという仕打ち!
「ふふふ、ねぇ…赤也が泊まる様に言ったの?」
「ヒ、ヒィィッ…!」
「ち、違う違う!あたしが泊まり込みで課題やろうって言ったの!それであたしん家だと仁王が突撃晩御飯とかして来そうだから、赤也ん家になったの!」
「せ、せんぱぁいっ…!」
「ふふふ、なるほど。璃亜なら言い出しそうだね。まぁ…それで許可した赤也も赤也だけど」
そして何故か集中砲火を受けている赤也が余りにも可哀想なので、課題はちゃんとやってたよ!とフォローするが、何故か仁王とジャッカルくんが呆れた顔をして頭を振っていた。
なんでやねん!
赤也、頑張ってたんやぞ!
苦手な数学終わらせたんやぞ!
て言うか、そう言うみんなは課題終わってんのか!バッチリなのか!仁王とかブン太とかやってなさそうじゃんか!絶対やってないだろ!
「楠木、残念ながら仁王も丸井も課題は終わらせているぞ」
「柳くーん!心読むのやめてー!」
「柳生と一緒にやったしの」
「はい、今回は早めに終わらせました」
「ジャッカルと一緒にやったぜぃ」
「ブン太ん家で弟達の宿題みながらな」
「抜かり無さすぎかよ!てか、誘えよ!あたしと赤也も誘えよ!課題とかすっかり忘れてたわ!」
「いや、羽川と幸村くんがあんだけ念押してたし、さすがにやってると思ってただろぃ」
あっはい、そうですね。
すいませんでした。
なので、精市さんと早苗さんはちょっと落ち着いて下さい。こっち来ないで下さい。
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