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そしてBコートなう。

ちなみに戦ってるのは、越後平第二ってところと四天宝寺である。

そしてこの試合の勝者と明日、立海が戦う。



「まっ、どうせ四天宝寺だろぃ。って、後D1とS1しかねぇじゃん」

「しかも1-2で負けとるナリ。次のD1は一氏と金色か。相変わらず、テニスでコントしとるのぅ」

「となると、S1は白石くんでしょうか?」

「いや、白石は既にS2に出ている。故にS1は、財前か千歳…この場合は、財前と見るべきか」

「財前のヤツ、一丁前にS1ッスか?」

「ふふふ、白石は財前を育てる為にS1にしたんだと思うよ。だって、このD1で勝ったら2-2だからね」



あ、そういう事か。
午前中のやっすーと同じ状況を作ってるって事ね。

………んんっ!?
でもそれだと、仮にひーちゃんが勝てなかったら四天宝寺はこの試合負けだよね?

え、それ不味くない?
なんか柳くんと幸村くんの口振りからするとわざと負けたっぽいし。



「なんか懐かしいぜぃ。あん時は、赤也の為に俺等も一肌脱いだなぁ」

「あれは、負けるのが仕事だったからな」

「演技とはいえ、わざと追い詰められているフリをするのはなかなか大変でしたね」

「また赤也の黒歴史の話かよ」

「ちょっと!先輩達、そんな俺の昔の話ばっかりしないで下さいよ!」



てか、ここまで来ると逆に中学の時の赤也が気になるわ。一体何があったんだよ。相手を病院送りにしたり、他のみんなが赤也の為に負けたり。

話だけ聞いてるとカオス過ぎんだろ。あ、後、悪魔化だっけ?え、なんなの?やっぱり赤也は、厨二病なの?

とか色々と考えてたら赤也が今は、本当に大丈夫ッスから!とかなんとか必死になってる。



「あっ!ねぇちゃんやーー!!」

「……へぶしっ!?」

「ふふ。久し振りだね、遠山くん」

「うわぁぁあぁ!アカーンッ!ねぇちゃん助けてやー!!」

「いや、お前のせいでねぇちゃん死に掛けてるぜ…」

「き、金ちゃん…元気そうだね…ガクッ」

「璃亜センパーイッ!?!」



とりあえず、なんで金ちゃんがいるんだ。

そしてなんでそんな勢いよく飛び付いて来たんだ。なんか色々と飛び出しそうだったよ。

しかし、力強くぎゅーっと抱き締めている金ちゃんにそろそろ殺されそうなのでゆっくりと金ちゃんの頭を撫でるとよかったー!なんて言いながら笑う。

いや、全然よくないよ。
ねぇちゃんは、本気で死に掛けたよ。


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