全国大会1日目:後半 (1/4)
Aコートヘイッ!
立海の試合じゃーい!!
午後の試合になり、我等が立海の出番でございます!!
相手は、串牧東だそうです!
すいません、勉強不足で知らないです。でも全国大会に出て来てるから強いと思います。
「はい、しゅーごーう!!」
「お前さんは、本当に元気じゃな…」
「ふふふ、どうしたの?もう試合始まるけど」
「はい!これ、みんなに作ったの。みんなで全国優勝しようって!!」
「璃亜先輩っ…お、俺絶対勝つッス!見てて下さい!」
「ったく、当たり前だろぃ?」
「うむ、では円陣を組むか!気合いを入れるぞ!」
「「「「「「「「「おーっ!!」」」」」」」」」
あたしがみんなに渡したのは、立海カラーのミサンガだ。あたし達は、試合に出れないけど一緒に戦ってるからね…っていう気持ちを込めました。
あ、ちなみに早苗とあたしは既に腕に付けてたりする。
そしてそれを見るなりみんなも腕に付け始める。いや、別に腕じゃなくてもいいんだけどね?邪魔にならないところとかで。なんならポケットとか入れるのでもいいんだぜ?
「璃亜、付けてくれんか?」
「ん、いいよ。どこ?」
「なら左腕に頼むぜよ。それにしても…本当に作ってたんじゃな」
「当たり前じゃ。まぁ、気休めだけど願掛けみたいなもんだと思って」
「これでますます負ける訳にはいかんのぅ。やる気も出たし、久し振りにやるかの」
「なにを?」
「その内見せるけん、楽しみにしてんしゃい」
そう言いながらヒラヒラと手を振りながらコートに入って行く仁王達を見送った。
そして試合が始まる。
オーダーはこうだ。
S3 柳生くん
D2 仁王・ブン太
S2 赤也
D1 柳くん・ジャッカルくん
S1 真田くん
―――
――――
―――――
あ、あれ?ちょっと待って。
みんな、本気過ぎて即行で終わったんだけど。驚く暇もなく終わったんだけど。
「ふふふ、みんないい動きだったよ。でも少し雑だったかな」
「えぇーーっ!?」
「璃亜センパーイ勝ったッスよ!」
「お、おう。頑張ってたな」
「えへへ〜」
「ふふふ、時間が余ったから少し試合を見てから帰ろうか。明日の展開も気になるし」
い、いやぁ…無事に立海は、串牧東に勝ったんですが、なんかもう…強過ぎですね!
頼もし過ぎてヤバい。
てか、赤也のテンションがヤバかった。さすがは、スピード勝負が得意とか言ってただけはある。
そして幸村くんの提案により、まだ試合をやっている他のコートを見に行く事になった。
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