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そして暫くして開会式の為に集合が掛かり開会式後、各コートで試合が始まった。
ちなみに立海は第1シードなので午前中は、試合がないから他の学校の試合を見に行くなりしていいって言われた。
ちなみに氷帝もシードだから午前中は試合ないらしい。いや、ならなんで跡部くんは、試合見に来な!ドヤァ…とかやってたんだ。
「璃亜先輩、見たい試合あります?」
「緑山と不動峰が気になるかな。正直、他の試合とか合宿参加してた学校が勝つでしょ」
「まぁ、否定しねぇッス。なら、緑山と不動峰見に行きます?先輩達は、比嘉とか青学の試合を見に行くみたいッスけど」
「赤也は、見たい試合ないの?」
「特にないッスね。他の奴等がどんなに強くたって勝つの俺等ッスもん」
おぉ、なんか赤也が頼もしい!
じゃあ、一緒に緑山と不動峰の試合見に行く?と聞けば元気よく頷いた。
よし、赤也がいれば迷う事はないだろう。てか、みんなもういねぇし!なんかあれば連絡しなよ?って言葉は聞こえたけど!移動するのはえーな!
あ、仁王はいたわ。
あたしと赤也の会話をボーッとしながら聞いてたらしい。やっぱり、こいつ暑いとポンコツだな。
「ポンコツな仁王は?」
「ポンコツ言うんじゃなか。俺は、璃亜と赤也に任せるナリ」
「てか、なんで仁王いるの?みんなと行けばよかったのに」
「羽川と参謀に問題児2人のお守りを頼んだって言われたんじゃよ」
「いや、お前も問題児だけどな。まぁ、いいや…ほれ、緑山と不動峰見に行くぞー」
「ちょ、璃亜先輩そっちじゃないッス!」
そしてなんか暑いぜよ〜だるいナリ〜とか言いながらあたしに覆い被さってる仁王がウザかったが、赤也に手を引かれて無事にBコートに着きました。
おぉ、やっぱり不動峰のユニフォームカッコイイな!緑山は、まさに緑やな!いや、あれはチョコミントか。
あ、なんかアイス食べたい。
「S3は、神尾と羽生ッスね。あれ?でも羽生ってダブルス専門じゃなかったんスか?」
「いや?一斗は、ただダブルスも得意ってだけ」
「ほぅ…面白いカードじゃな。璃亜は、どっちが勝つと思う?」
「…どうかなぁ、全然タイプ違うし。流れに乗れちゃえば、神尾くんかな?」
「でも羽生って相手を翻弄するの得意ッスよね。おちょくるっつーか…」
「だから流れに乗れちゃえばって言ったんだよ。まぁ、あの一斗の嬉しそうな顔を見る限り…神尾くんをリズムに乗せる気は無さそうだけどな」
これだと相性的に神尾くんがフリかなぁ。てか、あたしもまさかSに一斗が出て来ると思わなかった。
でもまぁ、相性で勝ち負けが決まらないのがテニスだからね!
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