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*****

・・・・・?

ズキリと痛む頭を押さえながらゆっくりと起き上がる。

…なんじゃ?俺は、どうしたんじゃ?

走り込みしをとって…


必死に頭を働かせているとチラリと何かが視界に入り、ゆっくりと視線を向けるとベッドに突っ伏して寝ている璃亜がおった。


あぁ…そうじゃ。
余りにも体調が悪くて幸村に言って走り込み中に引き返したんじゃ…そんで璃亜の顔見たなら、なんか安心して気が抜けてしまったんじゃ。


テーブルに市販のスポドリと処方箋が置いてある辺り、病院…行ったんか?全然覚えとらんぜよ。

じゃが、なんにせよ…こやつ、ずっと俺に付いててくれたんか。

ゆっくりとベッドから出て璃亜が持ち帰って来てくれたであろうバッグから携帯を取り出し、時間を確認する。

どうやら、ちょうど昼過ぎくらいで昼食中なのか幸村やブンちゃん達から大丈夫か〜?等のメールが入っていた。

心配掛けてしまったナリ。
まぁ、返信は後でするとして…

未だにベッドに突っ伏して寝ている璃亜に布団を掛けてから、汗を掻いて気持ち悪かったからシャワーを浴びに行った。

ベッド脇に控えめに用意されてた服とタオルに笑みが溢れつつ、それを持ってリビングを出た。


―――
――――
―――――


シャワーを浴びて、リビングに戻ると相変わらず璃亜は寝ていた。

なんだかんだ、こやつも疲れとるんじゃろうな。なんて思いながらフラつく足取りでベッドに座ると、ガバッと璃亜が顔を上げた。



「…?………ハッ!?あ、あれ?あたし寝てっ…うおっ!?仁王!お前、なに起きてんだ!」

「…璃亜、頭に響くナリ。悪いが、もう少し…ボリューム控えて欲しいぜよ…」

「えっ、あ…ご、ごめん…」



俺の言葉にシュンとして声が小さく璃亜に思わず笑う。いや、そんなに落ち込まれるとこっちも困るんじゃが…

ズキズキと痛む頭を押さえながら、ゆっくりとシュンと肩を落としている璃亜の頭を撫でるとバッと顔を上げる。



「あ、頭痛いの?てか、なんで起きてんの?え、あたしどんだけ寝てたんだ…?」

「…汗掻いて気持ち悪かったんでな、シャワー浴びて来たんじゃ。起きた時には、寝とったぜよ」

「…と、とりあえず寝てて。うあぁ、お昼過ぎてるしっ!あ、飲めるならスポドリ飲んでね」

「ん、わかったナリ」



そして慌ただしくキッチンに走って行く璃亜を見送りつつ、ゆっくりとベッドに入り横になった。

ん〜…シャワーを浴びたせいでまた熱上がったかのぅ。頭がボーッとするぜよ。

そしてベッドに入り、暫くして熱上がったせいか俺は意識を手放した。


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