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**緑山部屋**
「忘れ物ない様にしてよ。ちょっと、航は帰る準備すらしてないし」
「い、今からするからいいべ!」
「て言うか、航はグータラし過ぎ〜。季楽が過労死したらどうすんのさ」
「一番の苦労の原因がよく言うね。とりあえず、航の準備は俺が手伝うから」
「うわぁ、聖人ありがと!」
「ねぇ、俺眠いんだけど。ちょっと一斗ウザい、叩くよ」
「茜ちゃんがおねむで機嫌わっるぅ〜い」
「一斗は、すぐ茜にちょっかい出さない」
「ふぁーい」
相変わらず、靖は大変だなぁ。なんて思いながら、相変わらずやりたい放題の一斗と眠たくて機嫌が悪い茜を見つめる。
まぁ、大体はこの2人が原因なんだけどね。
ん〜、でも航もバカだし。拓馬もたまに壊れるからなぁ〜やっぱりみんな靖を過労死させる要素あるわ。
あ…俺、昆川ね。
さっきからベッドに寝っ転がりながらみんなの様子、見てるんだけどさ。
「季楽、終わったべ!」
「声がでかい。聖人、ちゃんと確認した?」
「うん。航がバッグ無駄に開けたりしなければ忘れ物はないはず」
「絶対、航は開けるね。てか、茜ちゃん重いんだけど〜寝るなら部屋戻ってよ」
「…なら一斗、おぶって」
「え、やだよ。拓馬がおぶってやりなよ。暇そうだし」
「なんでだよ!ちょっと、茜こっち来るなよ!」
て言うか、なんで茜は眠いのに部屋に来たんだろう。あぁ、靖が集合って言ったんだっけ?まぁ、みんな靖の事大好きだからね。
特に一斗と茜とか。
てか、拓馬は副部長なのに一斗と茜にバカにされ過ぎでしょ。いや、拓馬はバカだけど。
「純〜ベッド貸して寝る」
「ん、いいよ。拓馬のベッド使いなよ」
「わかった。おやすみ」
「だからなんで俺のベッドなんだよ!オキラクちゃん助けて!!」
「なら拓馬は、茜のベッドで寝ればいいでしょ。て言うか、一斗も勝手にベッドに入らない」
「えぇ、茜ちゃんが一緒に寝ようって言うから」
「言ってないし、一斗ホントにウザい。後、勝手に携帯見ないで」
何故か拓馬のベッドで騒ぎ出すフリーダムコンビ。てか、航と聖人は暇なのかゲームやってるし。
靖は、変な資料読みながらなんか考えてるし。拓馬は、何故か俺に助けてくれ的な顔してこっち見てるし。まぁ、無視しよ。
「あ、そう言えば俺さぁ璃亜さんの写メ撮ったんだけど〜」
「一斗、それ犯罪だから」
「え、茜ちゃん寝たんじゃなかったの」
「一斗、俺にくれ!璃亜さんの写メなんだべ?」
「ん〜別にいいけど、変顔じゃないから面白くないよ?」
「なら俺にもちょーだい!」
「なら拓馬は500円ね」
「一斗のバカ!嫌い!」
「季楽にも送っとくねー。ちょ、茜ちゃん勝手に携帯覗かないでよ」
て言うか、一斗は璃亜さんをなんだと思ってるんだろ。でもまぁ、可愛いし、優しいけど…あの人、変だからなぁ。
見てる分には面白いけど。
基本的にあの人、いつも誰かとコントしてるし。
「純ちゃんは、いる?可愛い璃亜さんとかある意味希少価値だよ」
「ん、じゃあ一応。てか、靖が凄い嬉しそうなんだけど」
「う、うるさい。て言うか、一斗…どんだけ写メ撮ったの、これ」
「暇だったし、ネタになるかな〜って適当に撮ってたから結構あるよ。季楽には、全部送っといてあげるね」
「べ、別に要らないし」
「この璃亜さん可愛いべ!な、聖人!」
「まぁ、見た目だけならね」
あ、いつの間にか茜が寝てるし。なんか靖は、資料そっちのけで携帯見てるし。ん〜、やっぱり璃亜さんって変だわ。
でも写メの中の璃亜さんは、正直可愛いと思った。ホント、黙ってれば可愛いのに。
まぁ、靖は色々がんばれ。
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