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なかなか伊武ちゃんが手を離してくれなくて、困ったが…やっと離してくれたよ。

そして次は、四天宝寺にでも行こうかな〜と思ってたんだけど…ずっと行きたかったと言うか、混ざりたかったところに来ました!



「ジャッカルくーーーんっ!!」

「うおっ!?なっ…楠木!?」

「おやおや、楠木さん。他校へのテーブル回りは終わったんですか?」

「いや、まだ四天宝寺と氷て…いはいいか…後、四天宝寺だけだから!」

「璃亜さん、お疲れ様です!なんか色々と面白い事になってましたね!」

「確かに、見ていて飽きなかったです!こっちも色々と盛り上がりましたし!」

「本当ね、璃亜ちゃん大人気だったよね!」



ずっと女子メンバーに混ざりたかったんだよー!

そしてあたしが飛び付いたのをビックリしつつも、全くといった様子で頭を撫でてくれるジャッカルがイケメン過ぎて辛い。

更に、少し乱れてますよなんて言いながらドレスを直してくれる柳生くんも紳士過ぎて辛い。

もっと早くこの場に来ればよかった!

てか、朋ちゃん達はあたしを見てたのに助けてくれなかったの!?なにそれ、酷い!



「それでパーティーはどうだ?楽しんでるか?」

「なんかみんなに遊ばれてる感が否めないけど、楽しんでる!めっちゃ楽しんでる!」

「ほぅ、それはよかったです。それにしても本当によくお似合いで…」

「いやいや、柳生くんも似合ってる!なんか執事みたいだけど、カッコイイよ!」

「ほぅ、執事ですか。ならば、楠木さんは姫様でよろしいですね?」

「そんな柄じゃないから、あたしはお掃除のおばさん辺りで」

「そんなドレス着た掃除のおばさんがいてたまるかよ。ったく、楠木はホントに通常運転だな」



呆れた様な顔をしてるジャッカルにまぁねぇ!とブイサインを向けるとこっちの気も知らないで…と笑われた。

てか、さっきから天龍寺さんと杏ちゃんと朋ちゃんがニヤニヤしてるんだけど…なんなのこの子達。

ちなみに早苗と桜乃ちゃんもいるんだけど…早苗はいつも通りの呆れ顔で、桜乃ちゃんは困った様な顔をしている。



「ちょっと、桑原さんも満更じゃなさそうじゃないですか!」

「なっ、違うっつーの!お前等は、なんでもそっちに持っていくんじゃねぇって!」

「柳生さんも…実は、ふふふ」

「さぁて、どうでしょうか?」

「ちょ、なんの話!?あたしも混ぜてよ!なになに?」

「璃亜ちゃんは、本当に可愛いなぁ。ちょっと変だけど」

「ちょ、天龍寺さん!?それ褒めてないよね!?」



ハハハッと笑いながら気にしないでいいよ〜と杏ちゃんと朋ちゃんとまたしてもニヤニヤしながら話をし始める。

な、なんなんだ…この3人。

そしてジャッカルくんと柳生くんもよくわからない。あたし、話について行けない!



「早苗、桜乃ちゃん!なんなのあの3人!?」

「あんたには、秘密よ。と言うか、早くテーブル回りして来なさいよ。色々と後が詰まってるみたいだし」

「後とは?」

「えと…その内、わかると思います…。後、凄いドレス似合ってまっ…きゃっ…」

「きゃあ、桜乃ちゃーーん!ふひひ、可愛い可愛いよー!姫がいる!お姫様がいるっ…いでっ!」

「やめなさいよ、変態。竜崎さん…大丈夫?なんならもう五発くらい殴るけれど…」

「お姫様の護衛かな?しかし、護衛なのに魔王とはこれいかっ…いだっ!や、やめて!嘘だから!早苗、タンマ!」



そして淡いピンクのドレスに身を包む桜乃ちゃんが可愛すぎて抱き付いたら、護衛の魔王こと早苗にボコられた。

だって、可愛いんだもん。

ちなみに朋ちゃんはオレンジ、杏ちゃんは黄色、天龍寺さんは水色のドレスを着てるよ!

ちなみに早苗さんは、薄い紫のドレスだよ。

アレだよ、シンデレラの意地悪なおねぇ様みたいだよ!さすが早苗!ピッタリじゃないか!


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