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そして放課後、部活の時間になり赤髪に引き摺られながらテニスコートへ連れて行かれる。

ちなみに早苗は、柳くんといちゃこらちゅっちゅっ!(璃亜の勝手な妄想である)しながら後をついてきている。

銀髪は、知らん。


途中で切原くんに見付かり更にうるさい訳だが…もう面倒臭いので反応しない事にした。

そしてテニスコートに着くと幸村くんと真田くんにマネージャーの仕事を軽く説明されて、他の部員に今日から"マネージャーになった"と紹介された。

いや、お試しで1週間が抜けてるんですが…それは。



「いやぁ〜楠木先輩がいるだけでいつもよりやる気出るッス!」

「それは、よかったねー。あたしは、今すぐにでも帰りたいよ」

「まぁ、そう言いなさんな。あの羽川を見んしゃい。参謀の為に頑張る気満々じゃろ?」

「…よし、ならあたしはジャッカルくんの為に頑張るわ…うん」

「なんでジャッカルなんだよぃ!?」

「は?ジャッカルくんが一番まともだからに決まってんじゃん。なに言ってんの」



とりあえず、すでに練習の準備をしているジャッカルくんに頑張ってー。と余り心は込めてないが声を掛けて、柳くんから受け取ったノートに目を通しながら早苗の元へ向かう。

ちなみに早苗は、お手伝いという事なので余りマネージャーの仕事は手伝わないらしい。むしろ、柳くんの助手化してる気がする。



「早苗〜、柳く〜ん。とりあえず、ドリンク作るんだけど材料とか何処にあんのー?」

「うむ、全て部室に置いてあるぞ。しかし、一人で大丈夫か?」

「ん〜早苗は、なんかすんの?」

「俺の代わりに皆のデータを録ってもらおうとしていたのだが…一人では辛いだろう」

「うん、私もドリンク作り手伝うわよ」

「ふーん。いいよいいよー。柳くんの手伝ってあげな。ドリンクくらい作れるし」



データ録り頑張れ〜と早苗に手を振りながら部室にてドリンク作りの材料を見付だし、水道でドリンク作りを始める。

てか、なにこれ…
レギュラーの分だけでいいって言うから、楽チンだと思ったら…。みんな分量違うのかよ。

柳くんのノートを見ながらうんざりとする。細かいなぁ…。

レギュラーの好みなのか、はたまた違う理由があるのか…他にもよくわからない粉を細かく配合するらしくかなり時間が掛かった。


……ドリンク作り恐るべし。


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