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まぁ、とりあえずなんだかんだでみんな喜んでくれてるみたいで何よりだぜ!



「ねぇ、楠木さん、よかったら僕達の席で一緒に食べないかい?ずっとまともに話せなかったし」

「え、いいの?」

「ふふっ、もちろん。手塚もサエもいいよね?」

「俺は、別に構わんが…」

「全然いいよ!むしろ、喜んで」



まぁ、断る理由ないし。
不二くんには、ちょっと謝りたい事あったし。ちょうどいいかな?

じゃあ、お言葉に甘えて〜と返事をすると同時に肩を叩かれ、振り向くと幸村くんと跡部くんがいた。

…いや、なんですかね?
なんか嫌な予感がする。



「ねぇ、璃亜?俺も一緒に食べていい?」

「アーン?璃亜は、俺様と食べんだよ。なぁ?」

「え?いや、あたしは不二くん達と食べっ…」

「不二、別にいいでしょ?」

「ふふっ、僕は別に構わないよ?大勢の方が食事は美味しいし」

「うむ、そうだな」



ちょ!不二くんやめて!手塚くんも断ってよ!なにこのカオスなメンバー!?

てか、佐伯くんはウニに夢中だし!いや、ウニにあるよ!って言ったのあたしだけどさ!

やだ、幸村くんメッチャいい笑顔!絶対、試合見に戻らなかったの根に持ってるよ!でもあれは、あたし悪くないし!


まぁ、結局は…このカオスなメンバーでテーブルに座ってる訳だが。

てか、普通に狭い!!



「ねぇ、璃亜が作ったのってどれ?全部取ってくるから教えて」

「え、あぁ…味付けとか下味とかは大体あたしがやったけど。手間が掛かるヤツは最初から最後まで全部あたしがやったよ」

「へぇ、ならどれを食べても璃亜の料理の味って事だ」

「まぁ、簡単に言えばね。てか、普通に好きな物食べなよ」

「ふふっ、わかってるよ。じゃあちょっと行ってくるね」



とりあえず、佐伯くんと手塚くんも料理を取りに行ってるから席に残ってるのは不二くんと跡部くんだ。

てか、不二くんと跡部くんに関しては既に料理持って来てるしね。

ちなみにあたしも既に料理はゲットしている。競争率ヤバいからね。早く取らないと無くなるし。



「璃亜、この肉団子はなんだ?」

「それハンバーグや!確かに肉団子と大差ないけど!食べやすい様に小さいの!後、野菜入れまくって柔いから気を付けてね」

「ふふっ、これ美味しい。楠木さんは料理が得意なんだね」

「まぁ、苦手ではないかな。あ、そうだ!不二くんごめんね!」

「…?急にどうしたの?」

「ほら、最初に話した時に不二くんはトリップに掛かってないのに凄い失礼な態度取っちゃったから。警戒してたといえ、ごめんね?」

「ふふっ、そんな事気にしてないよ?だから謝らないで」



いや、かなり突き放した言い方だったし。ちょっと気になってたんだよね。

でも気にしてないって言ってくれたし、よかった。

てか、さっきから跡部くんがうるせぇ!!これはなんだこれはなんだ、うるせぇ!


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