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いや、もういいよ！そんな話はいいよ！てか、あたしからしたら杏ちゃんや朋ちゃんの好きな人の方が気になるわ！



｢そう言う、君達はどうなんだね！好きな人いるのかね！｣

｢私は、いますよ？｣

｢私もいますよ！まぁ、好きって言うか憧れですけど｣

｢き、気になる人なら…｣

｢わ、私も…、一応…｣

｢ほら、あんただけじゃない｣

｢ク、クッソ！なんでやねん！｣



なんだよ！みんな恋する乙女かよ！チキショーめ！

ま、まぁ…あたしには、無縁なんで仕方ないね！てか、彼氏いるからってあたしを哀れみの目で見んな！早苗この野郎！！

て言うか、みんなテニス部のマネージャーとして合宿に来てるんだよね？

つ、つまり…！！



｢好きな人はテニス部か！！｣

｢あんたは、なに当たり前の事を言ってるの？｣

｢さすがに泊まり込みの合宿で、参加不参加は自由ですし？好きでもない人の為に来ないですよ！｣

｢朋ちゃん！やめて！地味にあたしをディスらないで！で、誰なの？協力しようか？｣

｢璃亜の協力とか不安しかないわね｣



なんでや！璃亜さん、恋のキューピットやろ！早苗と柳くんの為に色々頑張ったやろ！

まぁ、一番頑張ったのは跡部くんなんですけどね！マジで跡部くん、恋のキング！え？恋キング？…コイキング？

跳ねる…跡部くん…ちょ、ダメだ！顔が笑っちまう！



｢なにニヤニヤしてんのよ。気持ち悪いわね…｣

｢うるさいやい！杏ちゃんは、不動峰の子だと勝手に予想して…わかった！神尾くんや！！｣

｢な、なんでですか！｣

｢いや、なんかよく２人でいるの見掛けたから？違うのかね？｣

｢ち、違いませんけどっ…ってやめて下さいよ！私は、いいんですよ！｣

｢おほほー！杏ちゃんが可愛いですぞー！応援しちゃうぞー！｣



杏ちゃんは、神尾くんが好きと。…ん？でも神尾くんも杏ちゃん杏ちゃん言ってなかったか？アレ？これ、あたしが応援する必要なくね？ワロタ。

ちなみに朋ちゃんと桜乃ちゃんは、リョーマくんらしいよ！まぁ、わかってたけどね！

でも朋ちゃんは、なんて言うかアイドル的な感じで好きなんだって。ファンって言うの？まぁ、よくわからんが。



｢んで、天龍寺さんは？やっぱり跡部くん？べちゃん？｣

｢え、いや…亮が…ちょっと気になる…かなって｣

｢テッパーイ！！ほー、宍戸くんかぁ！でも、アレ？天龍寺さんって跡部くん目当てなんじゃなかった？｣

｢う、うん。でも小田坂さんみたいに憧れって言うか…好きとは違ったみたいで｣

｢でもなんで宍戸くん？いや、いい人だけどさ！常識人だし｣

｢えと、渇を入れてくれたと言うか…お前がやった事とかトリップとかよくわかんねぇけど、今からでも遅くねぇ！後悔しねぇ様に真っ直ぐ生きろって言ってくれて…｣



シシドサン…シシドサン…！
テッパイ、かっこ良すぎだろ。これは、鳳くんが宍戸くんに付いて行く訳ですよ！


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