女子会クッキング (1/4)
そして集合場所でもある厨房へ着いた訳だが。
やべぇ、お腹空いた。
「随分と遅かったわね。それと厨房の利用許可は取っといたわよ」
「ごめん、爆睡してた。それで跡部くんにバレずに済んだの?」
「えぇ、シェフ達に事情を話したら喜んで協力してくれたわよ。なにかあれば手伝いもしてくれるって」
「さすが跡部くん家に仕えてるだけあるな。心が広い」
「それで?どうするの?」
ふふふっ!実は、あんまり深く考えてなかった!
とは、言えないので…とりあえず、今日の夕飯をみんなで作りたいと伝える。
もちろん、料理が苦手な子もいると思ったから、早めに作り始めようかと思った訳です。
「まぁ、厨房を借りたいとか言い出した時点でなんとなくわかっていたけどね」
「でもなんでですか?」
「んー、美味し過ぎる料理にちょっと飽きて来たから?それと、なんとなくみんなにお礼がしたくて?」
「そ、それは、私達がする側ですよ?璃亜さんは、される側だと…思います…」
「桜乃の言う通りですよ!料理なら私達が作りますから、璃亜さんは休んでて下さい!」
いやいや、それじゃあ意味がないではないか!と言うか、本当なら早苗と2人だけの予定だったんだよね。
でもどう考えても2人じゃあ無理があるって事でみんなを呼んだんですよ!本当にごめんね!
それに試合を見せてくれたみんなにお礼をしたいんですよ!まぁ、仁がモンブランに飽きたって言ったのがきっかけなんだけどね。ちなみに仁に明日って言ったのはわざとです!驚かせたいじゃん?
「いや、あたしがやりたいんだからあたしが居なきゃ意味ないっしょ!それで料理に自信ある人ー!」
「ひ、人並みには…」
「私もそれなりって感じです」
「自信は…ないかしら」
「私も自信はないかな…」
「もうあんたが指示出せばいいんじゃない?食材はあるものならなんでも使っていいって言われたし」
「オケ!言い出しっぺだしね!とりあえず、食材の確認してから色々決めよっか」
そしてまずは、みんなで食材の確認をしてるんだけど。
とりあえず、料理が苦手な子がいないだけ儲けもんだよね!
それにしても、厨房が広い。そして食材の種類が頭おかしい。だって、見た事ないものとかあるレベルだよ?
いや、でもあの跡部くんだもんね!仕方ないね!
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