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そして第2試合終了!

まぁ、30分後にはすぐに第3試合が始まるんだけど…とりあえず、ここで言わなきゃまた面倒な事になるからね。

相変わらず、足を投げ出して座っている仁と隣でんんーっと伸びをしている千石くんは、そのまま置いといて…

勢いよく立ち上がる。



「みんなー!!注目ー!!」

「…っうるせェ!!」

「えっ!?璃亜ちゃんどうしたの!?」

「今からあたしに謝ったヤツは、真田パパの鉄拳をプレゼントしまーす!もう気にしなくていいっつてんだから、ウジウジ考えんのやめろや!って事でよろしくー!!」



なんか立海コートからなんで俺なんだ!?って真田パパが叫んでるけど、気にしたら負けかなと無視を決め込む。

そして所々から聞こえるバカと言う単語と笑い声にちょっとイラッとしつつ、座った。

いや、だってもう…謝られたくないし。てか、食堂で謝られたし!



「アハハッ、本当に璃亜ちゃんって凄いね。なんか、尊敬しちゃう」

「それバカにしてるでしょ?」

「いや、お前バカだろォが」

「仁は、うるさっ…ぐへっ!」

「ちょっと一斗…璃亜さん一応、怪我人だから」

「あ、ごめん、璃亜さん。余りにも元気過ぎて忘れてた」



そして何故か、やっすーと羽生を含めた緑山の面々が現れる。てか、羽生…お前絶対わざとだろ!お前、あたしに飛び付く様なキャラじゃねぇだろ!

で、緑山は目の前で試合してたからね。位置的には近いのは知ってたけどさ。

なんで観客席に来たんだよ!お前等、まだ試合あるでしょーよ!あ、やべっ…なんか水色とカラシ色のユニフォームがこっちに向かって来てる。

逃げたい!激しく逃げたい!



「まぁ、俺もただ本当にバカですねって言いに来ただけなんだけどね」

「やっすーこの野郎!」

「まぁ、大人しくしてなよ。ほら、行くよ」

「じゃねー!璃亜さん、試合見ててねー!」
「頑張るからよー!」
「まぁ、負けっぱなしだけどな」
「ちょっと〜それ言うなよ」
「なんか璃亜さん、アホ面してるし」



そして言いたい事を言って足早に去って行く、緑山メンバー。

とりあえず、源と北村には後でいい子いい子してやろう。だが、羽生と津多…おめぇ等はダメだ!

そんな事を思ってると背後から凄い勢いで何かが突撃してくる。いや、もう…誰だかわかってるけどな!!



「いてぇな!このバカ犬!!」

「…わぁぁん!ねぇちゃんにバカ犬言われたぁぁ!!」

「璃亜ちゃんは、怪我しとるから加減してなって言うたから…」

「ちょ、金ちゃん…だとっ!?ご、ごめんね?赤也かと思ってね?え、えと…赤也が悪い!なんもかんも赤也が悪い!」

「ちょ、ひでぇ!?俺、まだなんもしてないッスよ!?」

「まだってなんだよ!てか、来んのはえーな、おい!」



とりあえず、いつもの金ちゃんのタックルならすぐに金ちゃんってわかったけど!手加減したせいでわからなかったよ!いや、まず手加減ってなんだよ!?よく考えたら意味わかんねぇぞ!

そしてゾロゾロと立海と氷帝メンバーが集まって来て、なんかもう…大変だった。

ちなみに仁は、いつの間にかいなくなってた。あのヤンキーめ!





(ふふっ、本当に元気だね)
(お陰様で!あ、試合見てたよ!)
(ん?それでどうだった?)
(幸村くん、なんかヤバイね)
(ふふっ、そうかな?)
(うん、かっこよかったです)
(ふふっ、ありがとう)
(俺様の試合は見てたんだろうな?)
(跡部くんと白石くんってなんか似てるよね)
(そうか?そんな似てねぇだろい)
(え?なんかキラキラしててちょっとウザい感じが)
((氷帝立海、大爆笑中))
(アカン…璃亜ちゃんおもろ過ぎや…)
(ガハハッ!ウザいって…ひでぇ!)
(聞き捨てならねぇな!アーン?)

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