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うはぁ〜…クッソ疲れた。
いや…あたしは試合出てないし、見てるだけだったんだけど無駄に興奮して疲れた。
ちなみに今日の試合は、全部終わりました。
とりあえず、みんなテニスしてると別人過ぎてヤバい。イケメンしかいねぇじゃねぇか!
あ、試合経過はこんな感じ
第1試合
○立海VS山吹×
○氷帝VS六角×
○四天宝寺VS緑山×
○比嘉VS不動峰×
第2試合
○立海VS六角×
×青学VS不動峰○
×氷帝VS比嘉○
○四天宝寺VS山吹×
第3試合
○立海VS青学×
○氷帝VS山吹×
×四天宝寺VS不動峰○
○比嘉VS緑山×
ちなみにダブルス1・シングルス2の試合だったので、組み合わせで得意不得意が別れてなかなか面白い試合ばっかりだったのが印象的。
そして只今、お風呂・夕飯共に済ませてC・Dコートの試合を見る為に跡部くんの部屋にいます!
ちなみに自分の部屋でも見れるらしいんだけど、やり方がよくわからなかったので聞きに行ったらここで見てけってなった感じです。
―――
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―――――
*****
珍しく璃亜が一人で部屋に訪れたかと思ったら、目をキラキラさせながら今日の試合見たいんだけど、やり方教えて!と言ってきた。
しかし、無駄に口で教えるよりもここで見ていった方が早いと言うとならそうする!となんの躊躇もなく頷いた。
てっきり、立海の奴等と一緒に見るからと断られると思ったが。
そしてソファに座る璃亜の隣に俺様も腰を下ろし、リモコンを操作して録画されていた試合を再生する。
隣の璃亜は、真剣にその試合を見ながら俺様にこれなに?あれなに?と聞いてきて、それに答えていた。
しかし、不意に璃亜が静かになったかと思ったら璃亜が俺様の肩に寄り掛かって来てゆっくりと視線を向けるとスヤスヤと寝息を立てていた。
「フハッ、無防備過ぎなんじゃねーの」
「……んっ」
サラリと璃亜の髪を撫でると擽ったそうに璃亜が身を捩る。
見た目は、可愛い部類のクセに口は悪いし、負けん気は強いしで女として問題しかねぇヤツだが…
たまに見せる無邪気な笑顔は、今まで見てきた女の中でも一番だと思う。
それに媚びも売らねぇし、裏表のない素直なヤツだ。
だからこそ、俺様は璃亜を気に入ってる。
「フッ、俺様の気も知らねぇで気持ち良さそうに寝やがって」
相変わらず、スヤスヤと俺様に寄り掛かりながら寝ている璃亜の頭を撫でながら、録画されていた試合を見た。
(跡部、入るで)
(…アーン?なんだ、忍足か)
(なんだってなんやねん。ちゅーか、なにしてんねん)
(見ればわかるだろ。今日の試合を見てんだよ)
(ちゃうわ。なんで、璃亜ちゃんがおんねん)
(アーン?一緒に見てたからに決まってんだろ)
(なんで一緒に見てんねんって事なんやけど…まぁええわ。それにしても寝顔かわええなぁ)
(触んな。起きちまうだろうが)
(そう言う跡部も触っとるやん)
(アーン?俺様はいいんだよ)
(それは、おかしいやろ)
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