練習試合大会! (1/4)
そしてあの後、早苗と柳くんの説明を赤也と一緒に聞いていると先生が来て、軽く薬の説明をした後に点滴を外してくれた。
まぁ、結果としてあたしは合宿に残る事を許された訳ですよ!しかし、2日間は安静との事で残った意味があんまりないって言うね!笑っちゃうぜ!
とは言っても、今日は念願の練習試合大会をするらしいので特にマネージャーの仕事はないらしい。と言うのも、跡部くんの使いの人が全部やってくれるんだって。
今日まで頑張ってくれたとかなんとかで、マネージャー業はしないで女子は適当に試合観戦してろとか言われた。
マジで、跡部くんナイス!でもなんか色々とやり過ぎ感が否めないのでマイナス50点!
「あ、璃亜さーん!」
「本当に帰ってないし…無理してまた倒れたりしたらどうするつもりなんだよ…こっちの気も知らないで…全く、嫌になるよなぁ」
「神尾くんに伊武ちゃん、なにしてんのー?てか、伊武ちゃんおこなの?」
「当たり前…あんな無茶して怒らない訳ないでしょ…」
「杏ちゃんからも聞きましたけど、ホントもう無茶しないで下さいよ!」
ジト目であたしを見つめる伊武ちゃんにちょっと怒ってるっぽい神尾くんにあたしも素直に謝る。
いや、今回の事は割りとマジでみんなに心配掛けたからね。とりあえず、顔を会わせた人には謝るつもりでいる。
でも四天宝寺と氷帝に行くのが怖い。割りとマジでひーちゃんとわかちゃんが怖い。あれ?あたし、先輩だよね?なんかおかしくね?
「とりあえず、まだ安静なんスから無理しないで下さいよ?」
「大丈夫だよ。試合観戦するだけだし」
「なんか試合観戦するのですら心配なんだけど…」
「伊武ちゃんは、心配し過ぎ!」
「…心配させてんの璃亜さんじゃん。てか、心配しない方がおかしいから…」
「…せ、せやな」
とりあえず、伊武ちゃんのてか、なんで一人な訳?危ないだろ…バカなんじゃないの?みたいな目が怖かったので一緒にコートに行く事にしました。
ちなみこの2人は、ウォーミングアップ中だったらしい。
邪魔して悪い事をしたなぁ〜と思ってたら、伊武ちゃんに別に大丈夫だし…と言われた。
やだ、伊武ちゃんがあたしの心を読んでくる!
「てか、立海の応援に行かなくていいんスか?」
「全試合、中央コートでやるらしいし?適当に見に行く程度?」
「て、適当ッスか…」
「だって見慣れてる立海より他の学校の方が気になるし」
ちなみに試合を見たいのは、比嘉・緑山・六角・四天宝寺だったり。
関東大会で見てないからね。
まぁ、欲を言えば全試合見たいけどそれは無理だから仕方ない。
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