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そしてあたしの説明が終わるとツカツカとブン太が向かって来て、あたしの目の前で止まったかと思うといきなり抱き締められてちょっとテンパる。
てか、ここみんないるから!
ここ立海じゃねぇから!
しかもあたし、説明で前に出てたからすげぇ目立つ訳で!
「ホンットーにバカだな、お前。幸村くんと柳に言われたから仕方なくだからな。全部演技だかんな?」
「んなのわかってるっつーの」
「酷い事言っちまうかもしんねぇけど、全部嘘だかんな」
「むしろ、言ってくんなきゃ困る。そうしてって言ったのあたしな訳だし、気にしないっての」
「ちょっと丸井先輩ッ!俺だって言いたい事あるんスから早くして下さいよ!」
いや、別にそんなのいいから赤也はボロが出ないように頑張ってくれ。いや、ワリとマジで赤也が一番心配だ。
仁王とブン太は、いつもアホだしバカだけど頭は悪くない。だから、きっとちゃんとやってくれるだろう。
しかも、この3バカになんか言われてもあんまりダメージない自信あるし。
柳生くんとジャッカルくんは、まぁ…多分一番ダメージ多そう。と言うか、正直一番キツい気がするが…頑張るしかない。
「はいはい!離れろッー!とりあえず、なにかあればメールで言ってくれればいいから」
「でも具体的に俺等は、なにをすればいいんだ?」
「んー、不動峰にはあんまり露骨に動いて欲しくないから…自分達からグイグイ行かなくていいいよ。月城さんになんか言われたら合わせる感じで遠回しにあたしを批難する感じ?」
「で、でもッ!私は…」
「あたしね、月城さんが杏ちゃんになにかしたらマジで月城さんを許さないし。剃刀で切るなんてレベルじゃなくキレるよ?杏ちゃんがそんな結末をお望みならばあたしは、止めないけれども」
「そんなの杏ちゃんには、なにもさせねぇって!俺等が守るしよ!」
「お、神尾くんよく言った!それでこそ漢だ!だから、杏ちゃんもみんなと一緒にいる事。あたしに構っちゃダメだよ」
渋々と言った様子で泣きそうな顔をして杏ちゃんがやっと頷いてくれた。よし、不動峰はこれで大丈夫だろう。
と言うか、後はいつも通りでオッケーだし問題ない。むしろ、いつも通りが問題な奴等しかいないしな。
特に緑山と仁とか。
比嘉は、まぁ…見た目もアレだけど木手くんが結構ハッキリ物言うし、凛も裕次郎もなかなか酷いからな。
うん、これなら大丈夫だろう。
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