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そして結果的に買い物は終わった。思いの外、刺繍糸を探すのに時間が掛かったけど。

ちなみに靴は、適当に軽くて動きやすいのを買いました。見た目は、まぁ…ご想像にお任せします。

そして合宿所に戻る前にちょっとカフェに寄って一休みなう。いや、ちょっと歩き疲れただけなんだけどね。



「とりあえず、買い物は終わったみたいですけど、すぐ帰ります?」

「おう、帰ろうぜ〜。あたし、ゆっくり休みたいし。明日からまた練習始まるしさ〜」

「後1週間とか長いッスわ。でもタダで合宿させて貰っとるって考えると贅沢してる気分ッスわ」

「せやな!跡部のお蔭でなんの不自由なく合宿出来とるしな。でも合宿となると練習量も増えたし辛いっちゅー話や!」

「まぁ、まともに練習しとるの俺等だけッスけどね。ホンマ、ふざけとりますわ」



そう言えば、四天宝寺も天龍寺さんと月城さんにメロメロだったな。詳しくは、知らないし聞いてないからわからないけど。

確か、あたしが四天宝寺を担当した時もまともに練習してたの謙也くんと財前くんと金ちゃんしかいなかったしなー。

そしてあからさまに機嫌が悪くなっていく財前くんとわかちゃんに苦笑いを浮かべる。



「ホンマ、マネージャーとか要らないッスわ。キャーキャー騒いどるだけでもウザったいのに…」

「…フッ、だな。まともに仕事も出来ないくせに口ばっかりだからな」

「おい、あたしも一応マネージャーだぞ。せめて、あたしがいない時に言えよ」

「は?俺、璃亜さんの事マネージャーとか思っとりませんけど」

「えぇ、璃亜さんはマネージャーには程遠いですし。まず、健気にサポートって柄じゃないでしょう?」

「お前等は、あたしをなんだと思ってんだよ?あぁ?次、担当になったらドリンク投げ付けてやるからな!」

「ま、まぁまぁ!楠木さんは、頑張っとるって!それにテニスも上手いしな!凄いと思うで?」



やべぇ、マジで謙也くんが唯一の癒しだ。てか、この謙也くんがあの忍足の従兄弟とか信じられん。

確かに、健気にサポートって言うとあたしより早苗の方が向いてるけどさ。はっきり言うなや。

でもまぁ、璃亜さんは仕事早いし後は可愛げがあれば完璧ッスよとついでと言わんばかりに付け足した財前くんにとりあえず蹴りを入れといた。

てか、可愛さ求めるなら天龍寺さんと月城さんに求めろ。気持ち悪いくらいに笑顔を振り向いてくれるだろうよ!


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