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そしてあたしの部屋にいるのは、わかちゃん・財前くん・謙也くん・伊武ちゃん・やっすー・羽生の6人である。

まぁ、無駄に部屋は広いから狭いって事はないけどさ。



「まぁ、赤也は放っておいていいとして。伊武ちゃん・やっすー・羽生はどうした?あたしになんか用かね?はい!伊武ちゃんからどうぞ!」

「…ん、まぁ用って言えば用だけど…別に大した事じゃないし。どうせ、忙しいんだろ…日吉といるくらいだし…」

「いやいや、わざわざ部屋まで来たんだから大した事でしょーよ。まぁまぁ、言ってみ?」

「…明日、練習に付き合って欲しかっただけ…予定あるなら別にいいけど。どうせ…断られると思ってたし…あーあ、全く嫌になるよなぁ…」

「んーっ!午前中ならいいよ?午後は出掛けるから無理だけど。わかちゃん達、出掛けるの午後でいいよね?」

「別に構いませんよ」
「別にええですよ」
「別に構わんで!」



という事で結果的に明日の午前は、伊武ちゃんの練習に付き合うことになりました。まぁ、付き合うって言ってもまるで役に立たないだろうけどね!

そして次は、やっすーと羽生の番なんだけど…あからさまにやっすーの機嫌が悪い。と言うか、ひねくれてます?

アレか!先に伊武ちゃんに聞いたからか!?やだ、だとしたらやっすー可愛い!



「…俺、いい。一斗帰るよ」

「こらこらこらっ!ちゃんと用件を言いなさい!よし、羽生!言え!」

「ん?季楽は、璃亜さんとまた練習したかったんだよ。だけど、そいつと練習するって言うから…」

「ちょっと!一斗!」

「ちょ、やっすー可愛いな、おい!伊武ちゃん、別にやっすーいてもいいっしょ?」

「…別にいいんじゃない?俺は、璃亜さんと練習したいだけだし…てか、ここで嫌だって言ったら俺が悪者じゃないか…」

「よし!じゃあ明日は、璃亜さん頑張っちゃうよ!ラケットとか持ってないけどな!」



という事で、明日の練習にやっすーと羽生も加わりました。てか、マジであたしと練習する意味ないと思うんだよね。

まぁ、一緒にしたいって言うなら付き合うけどさ!頑張ってる子は、好きだし。

だけど、この場にいるメンバーだとわかちゃんしか病気の事知らないから気を付けないとなぁ。

ちなみに今までの会話を聞いていたわかちゃん達も何故か参加する事になりました。もう謙也くんに練習付き合って貰えばいいのに。

あたしよりマシだろ!


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