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それにしてもなんて説明しよう。いや、立海メンバーには素直に話すつもりだったんだけどさ?なんかすげぇ人数いるしさ。

ついでに言うと氷帝メンバーには、すげぇ言いにくい訳だよ。だって、天龍寺さんって氷帝のマネージャーだし。

だけど、さすがに言えないとは言えない雰囲気に仁に助けてオーラを出すが鼻で笑われた。

このツンデレヤンキーめ!
モンブラン作ってやらんぞ!



「今更、話さねぇとか言わねぇよな?アーン?」

「ふふ、まさかそんな事言わないよね?さぁ、ちゃんと話しなよ」

「いや、まぁ…じゃあ話すけどさ〜別に信じられないなら信じなくていいかんね」

「いいから話なさいよ」

「わかってるってば」



あぁ、もう知らない!
別に信じて貰えないかもとかの不安がある訳じゃない。だけどやっぱり、呼び出された上に崖から突き落とされたとか説明するのはちょっと嫌だった訳で。

いや、もちろんちゃんと説明したよ?あさらさまにみんな驚いた顔してるし、中にはさすがにそれはねぇだろって思ってる人もいるだろう。

まぁ、ちゃんと説明したし?あたしは、さっさとお風呂に入りたいんだけども。崖から落ちたせいで泥塗れで汚いし。

てか、こんな汚いあたしをおぶってくれてた仁にマジ謝りたい。マジでごめん。



「と言う事で、あたしお風呂に入りたいんで行くわ。お騒がせしてごめんなさいでした」

「ちょ、えっ…ハァッ!?待て待て待てッ!お前、崖から突き落とされたんだろ!?え、ちょ、なんでそんなノリなんだよ!?」

「ちょ、がっくんうるさー。確かに突き落とされたけど、受け身とったから別に平気だし。慣れてるっ…いたっ!」

「これ、いい加減にしんしゃい。そんな事に慣れるんじゃなか」

「…て言うか、足引き摺ってるし。怪我してるんじゃないの?本当、可愛くないなぁ…」

「ギャーッ!伊武ちゃんいつの間にっ!?そして仁王は、なにしてんだ」

「足、怪我しとるんじゃろ。お前さんは、いつになったら人に頼るって事を覚えるんじゃ」

「いやいやいや!もう平気だし。てか、マジで降ろせし!ちょ、仁ヘルプミー!」

「ハッ、知らねェよ」

「…仕方ないね。仁王、後はこっちで話しとくからお前は璃亜に付いてなよ」

「ん、了解ぜよ。これ、暴れるんじゃなか」



そして何故か仁の次は、仁王にお姫様抱っこをされる。しかも幸村くんの言葉にそのまま部屋から出て行くし。

マジでさ!みんなは、あたしの話聞こうぜ!無視は、良くないと思うんだ!この野郎!


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