×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

(4/4)


で、結果的に跡部くんに合宿に残ってくれるか?と聞かれて試合に負けたから帰ると言ったら、あれは試合じゃねぇって言われた。

しまいには、あの試合はある意味お前の勝ちだとか言い出すし。

なんか面倒臭かったので残る事にしました。まぁ、医者の話だと今日明日は絶対安静らしいからマネージャーの仕事出来ないけどね!

結局、強制帰宅になるじゃない!意味ないじゃない!とか思ってたら、体調不良は別だバカと言われた。

いつもの跡部くんになりましたね!そして失礼ですね!



「それでな…」

「「「「璃亜(さん)!!」」」」

「うわぁっ!?なんだよ、どうした!?」

「俺等、お嬢ちゃんに謝らなアカンねん」

「…ウス」

「お前等、少しは空気を読めよ」



跡部くんがなにかを言い掛けた瞬間に凄い勢いでドアが開いたかと思ったらがっくん達以外の氷帝メンバーが登場。

しかもちょたくん泣いとる。
なんだ、どうした!?

で、そんな事を思ってたらみんなが一斉に頭を下げだして思わずベッドから飛び降りるが跡部くんに止められた。

あれ?なんかデジャヴ?



「俺達が間違ってた…だからっ!」

「はいはい、ストップゥゥウゥ!それ以上、なんか言ったらもう口聞かんぞ」

「で、でも…俺達っ…」

「もう、みんな大袈裟なんだよ。謝るならがっくん達に謝れってば」

「それはもちろん謝るんやけど…」

「もういいの!ギクシャクとかしたらメンドいし!忘れてくれ!てか、忘れろ!」

「……ウス」



誰にだって間違いはあるし、んなの気にしてないし。てか、跡部くんには色々とあったけど他のメンバーとは話してなかったし。

影でなんか言ってたみたいだけど、そんなの気にしてたら切りないし。

それに折角、仲良くなったんだからこんな事でギクシャクしたくないんだよ。

だからもういいよ〜と言うとなんか跡部くんに呆れた顔をされて、ムカついたのでまた頭をぐしゃぐしゃにしてやった。


それで跡部くん達が部屋を出て行く(追い出した)と入れ違いで比嘉のメンバーが登場。



「お、じゅんに起きてるやしー」

「顔色もいいみたいですね」

「もう大丈夫なんか?」

「やーの試合見たでー!やーでーじな!」

「平古場くん!木手くん!甲斐くん!だ、誰っ!?」

「あぁ、彼は田仁志慧くんですよ。まともに話すのは初めてですね」



あぁ、よく考えたら食堂にいたな…この巨漢。と言うか、相変わらずの訛りですね!

なに言ってるのかわからん!

だけど、わざわざ来てくれたのは素直に嬉しかったり。






(わざわざ、ありがとう)
(いや、凛の奴が行くって聞かなくてよ)
(ふらーっ!ゆ、裕次郎!)
(あ、平古場くんマジでありがとね?)
(た、大した事はしてないさー)
(運んでくれたんだってね!)
(倒れた時に一番に飛んで行きましたからね)
(くぅっ…別にいいやしー!)
(相変わらず、訛りわからんけど)
(なら田仁志くん達とは話せませんね)
(ちょ、そんなレベルなの!?)

prev|next

[戻る]